クリリンが死んだ!? まさかの衝撃的な展開でピッコロ大魔王編に突入した「ドラゴンボール」。クリリンを殺した犯人はピッコロ大魔王の手下タンバリンだった。同エピソードを今見返すと、「ドラゴンボールZ」まで見た人なら「あっ！」と思わず叫びたくなる事実に気づくはずだ。
【映像】すぐにわかるかも！タンバリン役の声はあの人（4分26秒ごろ～）
1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」（集英社）で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明の同名漫画が原作。シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える大ヒット漫画で、以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月より放送される。
天津飯（CV：鈴置洋孝）の優勝で幕を下ろした第22回天下一武道会だったが、その大団円の後には思いもよらぬ事件が待っていた。クリリン（CV：田中真弓）がドラゴンボールと武道会名簿を奪いに来た魔物・タンバリンに殺されてしまったのだ。
原作では孫悟空（CV：野沢雅子）が倒れているクリリンを発見したがすでに命はなく、一緒に襲われ一命をとりとめたアナウンサーが状況を説明するのみだったが、アニメ第103話ではタンバリンがクリリンを襲うアニメオリジナルシーンが追加されていた。
実はクリリンは「ドラゴンボールZ」魔人ブウ編まで含めると、3度死んでいる。タンバリンに殺されドラゴンボールで生き返ったクリリンだったが、その後「ドラゴンボールZ」ナメック星編でフリーザのサイコキネシスで爆死。そして3度目は魔人ブウ（CV：塩屋浩三）にチョコにされてしまい食べられ命を落とした。
「ドラゴンボールZ」まで見た人なら、1度目の死であるタンバリンとの戦いを見て意外な事実に気づいたはずだ。そう、タンバリン役を務めた声優はのちにドラゴンボール界で悪の帝王として君臨するフリーザでおなじみの中尾隆聖氏だったのだ。
クリリンは同じ声の相手に2度も殺されていたのか……。そう思ってタンバリンのことを見てみると、なんとも味わい深い。
ちなみに、悟空も最初に追いついたときタンバリンに敗れている。中尾隆聖氏がフリーザで果たせなかった打倒悟空をタンバリンが成し遂げているというのも面白いといえるかもしれない。
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