<大相撲九月場所>◇四日目◇11日◇東京・両国国技館
三段目の取組で発生確率0.03パーセントの珍手“徳利(とっくり)投げ”が決まり、ファンが「マジか」「珍しい」と騒つく一幕があった。
珍手が出たのは三段目六十一枚目・寛龍(荒汐)と三段目六十二枚目・赤虎(式秀)の一番。立ち合いもろ手で当たった赤虎と、胸で受け止めた寛龍。下からあてがって応戦した寛龍は、下がりながらも相手の首を両腕で掴み、右、左と振りながら鮮やかに転がした。決着がつくと客席からはどよめきが発生。さらに、決まり手について“徳利投げ”であることがアナウンスされると、驚きの表情を浮かべる観客もいた。
徳利投げは2000年12月に制定された決まり手で、それ以前は“合掌捻り”に含まれていた捻り手。相手の頭を両手で挟んで左右に捻り倒す技で、日本相撲協会の公式ホームページによれば、発生割合0.03パーセント、決まり手ランキング49位の珍しい決まり手だ。
寛龍が徳利投げで勝利すると、ABEMAの視聴者も騒然。「マジか」「珍しい…!」「え、まじで?出たの?」と驚きの声が相次いで寄せられたほか、「何が起きたか分からなかった」と一瞬の出来事に気付かぬコメントも届いていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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