<大相撲九月場所>◇四日目◇11日◇東京・両国国技館
前頭五枚目・宇良(木瀬)が前頭七枚目・若隆景(荒汐)に念願の初勝利を遂げたように見えた一番。大歓声のなか物言いがつき、まさかの黒星を喫する結果となった。コメント欄には「やっちまったか」という声が寄せられた。
人気力士同士の対決。宇良と若隆景の対戦成績はこれまで、不戦勝をひとつ含めて宇良の0勝6敗と、すべて若隆景が勝利。宇良にとっては苦手な相手で、なんとしても初勝利を掴みたい一番だ。
令和4年(2022年)十一月場所以来、1年10カ月ぶりに対決することとなった両者。立ち合い低く当たった宇良に対し、おっつけて前に出ていくのは若隆景。宇良は下がりながらの応戦となったが、土俵際、若隆景の腕をたぐって見事に逆転勝利を遂げたかに見えた。
軍配は宇良に上がり、館内は大歓声で包まれた。宇良は若隆景を相手に念願の初勝利を手にした……かと思いきや、物言いがつくことに。協議の結果、宇良の左足が先に出ており、軍配差し違えで若隆景の勝ちとなった。客席からはため息まじりの大きな歓声が沸き起こった。若隆景は押し出しで勝って3勝目。宇良は敗れて2敗目を喫した。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元横綱・鶴竜の音羽山親方は「いつも通りお互いの立ち合いだったと思います。若隆景のおっつけは非常に良かった。宇良はたぐっていくところで残念ながら足が出てしまいましたが、宇良の相撲と言えば宇良の相撲。動きの良さも出ていました」と振り返り、「お互いのいいところが出た一番でした」と両者の健闘を称えた。
宇良に一度軍配が上がるとファンも「うおー」「やったぁ!宇良ちゃん」と盛り上がったものの、喜びも束の間、物言いがつき若隆景の勝ちがアナウンスされると「あっか~ん!」「ついに勝ったと思ったがw」「でてるやん」とコメントが殺到。バツが悪そうな宇良の表情に「うっかり」「しくった!という顔だw」「バレちゃいました」と注目する視聴者も相次いでいた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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