【W杯2026アジア最終予選】バーレーン代表 0-5 日本代表(日本時間9月11日/バーレーン・ナショナル・スタジアム)
「やってられねえ」や「見てられない」という心境だったか。サッカー日本代表は9月11日、ワールドカップ2026アジア最終予選の第2節でバーレーン代表と対戦。怒涛のゴールラッシュを決め込み、4点目を奪った直後にはまだ30分近く試合が残っていたにもかかわらずバーレーンの観客がそそくさと帰宅する事態となった。
バーレーン・ナショナル・スタジアムが会場となった一戦は、バーレーン人は入場が無料。それもあって大挙して乗り込んできた観衆は、日本代表に対して国歌斉唱ではブーイング、さらにプレースキックの際には選手にレーザーポインターを浴びせるなど、あらゆる手段で“嫌がらせ”を敢行してきた。
しかし、日本代表はまったく動じない。37分にFW上田綺世のPKで先制すると、47分には同じく上田が右足で理不尽なスーパーゴールを決め、61分と64分にはMF守田英正は連続得点。完全に試合を支配した。
守田の4点目が決まった直後には、日本の妨害を続けてきたバーレーン観客もさすがに諦めモードに。続々とスタジアムを後にするシーンが中継映像に映り込んだ。自国が次々に失点する事態に足取りは明らかに重く意気消沈しており、「やってられねえ」や「見てられない」という心境だっただろう。
このシーンには日本のサッカーファンも注目。SNSには「無料観戦に来ただけあって帰る決断も早いなw」「バーレーンの観客帰る人多すぎて草」「めっちゃ帰ってる」「入場料無料だからこうなると帰るよね」「だいぶ帰ってるなーw」「半分くらい帰ってない?w」「撤収が早すぎw」「最後まで自国の応援せんかい」「王族っぽい格好の人たちも帰ってる」「バーレーンの観客もやる気なくしちゃったな」などの声が上がった。
日本代表はその後、81分に途中出場のFW小川航基が追加点を挙げて5-0で勝利。ブーイングやレーザーポインターの被害にもまったく動じず、その加害者であるバーレーン観衆を途中帰宅させる圧巻の完勝を飾った。
9月シリーズの2試合で12得点・0失点とパーフェクトだった日本代表には、10月の2試合(10日にアウェーのサウジアラビア戦、15日にホームのオーストラリア戦)でも大いに期待したい。
(ABEMA de DAZN/サッカー日本代表)