【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ2-2サンフレッチェ広島(日本時間9月14日/県立カシマサッカースタジアム)
17歳FWが鹿島アントラーズの最年少ゴールを決めてみせた。サンフレッチェ広島戦、終盤に途中交代でピッチに立った徳田誉は鋭い反転シュートで貴重な同点弾。これにはファンも「徳田くん最高!」「これはすごい選手が出てきた!」「鹿島の宝!」と大興奮だ。
注目のシーンは、鹿島が1-2で1点差を追いかける82分に訪れる。途中出場のMF藤井智也が左サイドから縦突破を仕掛けてボックス内のFW鈴木優磨にパス。鈴木は右足でのワンタッチフリックで中央の徳田に預けると、背番号41は広島の元日本代表DF佐々木翔を背中でブロックしながら反転して、そのまま右足を一閃。倒れ込みながら放ったシュートがゴール右隅に決まり、鹿島が試合終盤に同点に追いついた。
解説・永井雄一郎氏は徳田の得点に対して「ゴールの位置をしっかりと理解した上で自信を持って足を振っていました。ボールをしっかりと止めて、体で(相手を)ブロックして、ファーに足を振った。素晴らしい反転からのシュートでした」とストライカーらしさが詰まった一連のフィニッシュワークを評価した。
Jリーグ初ゴールを決めた徳田は186cm・83kgの体を目いっぱいに使って喜びを爆発。ジャンプしながら何度も拳を突き上げ、チームメイトと笑顔で抱擁を交わした。その後、屈託のない表情でベンチに向かって全力ガッツポーズを飛ばし、歓喜の時を噛みしめていた。
徳田はユース所属の高校3年生であり、中学生からジュニアユースつくばでプレーし、2025シーズンのトップチーム昇格が内定している逸材。17歳209日で決めたJ初ゴールは、内田篤人が保持していた17歳359日を塗り替えるリーグ戦のクラブ最年少得点記録となった。
今季4試合目ながら、これまでの3試合のプレータイムは1分、8分、1分と満足のいくものではなかった。そのため、この日はいつもより長い16分という時間の中でゴールシーン以外にも決定機に絡んでみせるなど、大きなアピールができたことは間違いないだろう。
超新星のゴールにはファンも「すごすぎるし、何よりかわいい」「鹿島を救った17歳!」「初ゴールおめでとう!」「綺世かと思った」「うれしそうでかわいい」「ガッツポーズが高校生すぎてかわいい」と祝福のコメントを送っている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)