【ラ・リーガ】ソシエダ 0-2 レアル・マドリード(日本時間9月15日/アノエタ)
まるで元ブラジル代表のロナウジーニョを彷彿とさせる圧巻のテクニックだった。レアル・マドリードのフランス代表FWキリアン・エンバペが、キレのある超絶テクニックで相手を一瞬にして置き去りに。このスーパープレーにファンは「えぐうま」「うますぎだろ」と衝撃を受けた。
衝撃のプレーが生まれたのはゴールレスで迎えた37分だった。右サイドを攻めるレアル・マドリードは、FWロドリゴがボックス右角からサイドチェンジ。このボールをボックス左で受けたエンバペは、見事なトラップでボールを止めると、対峙したソシエダDFホン・アランブルに対して“エラシコ”を仕掛ける。
右足アウトサイドでボールを押し出し、瞬時にインサイドで切り返す超高速フェイントにアランブルは手も足も出せず。一瞬で相手を置き去りにしたエンバペは、さらにスライディングも交わし完全に左サイドでフリーに。最後は強烈なシュートを放ったが、これは惜しくもゴール左へとそれた。
ポルトガル語で「ゴム紐」という意味を持つエラシコは、まさにゴム紐で弾いたかのような柔軟で高速な足首の動きと繊細なボールタッチが必要なフェイントだ。元ブラジル代表のロナウジーニョの代名詞とも言える技だが、その難易度の高さから、あまりトップレベルの試合で見られるプレーではない。
このスーパープレーにSNSでは「うますぎだろw」「本当に見事」「キレ戻ってきてる」「えぐうま笑」「一人で持っていけるエンバペ素晴らしい」「カメラをも騙すエラシコはさすが」「なんやこいつ」「エンバペのエラシコ上手かったな」「現代サッカーでエラシコを効果的に使えてる選手エンバペしか知らない」と熱狂するファンの声が投稿された。
試合はその後、58分にヴィニシウスがPKを沈めると、75分にはエンバペが決めて2-0でソシエダに勝利。なお、この試合で古巣対決となったソシエダの日本代表MF久保建英は、フル出場を果たしている。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)