天津飯(CV:鈴置洋孝)がこんなにも笑われる日が来るなんて……。「ドラゴンボール」のなかでも一二を争うほど硬派なイメージが強い天津飯だが、天下一武道会の武舞台の上ではときおり乙女チックな姿を見せてくれる。2度目の出場となった第23回天下一武道会でも、まさかの姿を見せてしまった天津飯に当時のファンも大笑いした。
【映像】パンツ一丁で赤面する”乙女”な天津飯(18分46秒ごろ~)
1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明の同名漫画が原作。シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える大ヒット漫画で、以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月より放送される。
第23回天下一武道会の準決勝で、天津飯は孫悟空(CV:野沢雅子)と対戦した。スピードには絶対の自信を持っている天津飯だったが、実は悟空が100キロを超える超重量装備を身に着けたままで戦っていたことがわかると、形勢は一気に逆転。悟空が押す展開となった。
スピードで圧倒する悟空の攻撃をなんとかかわし切った天津飯は、「オレのこの目からは逃れられんぞ…!すべてお見通しだ!」と対応してみせたと口にした。しかし、悟空の手には赤い帯が……。
それは天津飯のズボンを止めていた帯であり、天津飯が目を下にやった瞬間に履いていたズボンがずり落ちて真っ白なパンツが露わとなった。こんな大舞台で大衆にパンツを見られた天津飯の顔が真っ赤に火照ると、「ああ……」と恥ずかしそうに声を漏らした。
「ばばばばばばば…バカな…そんなバカな…それは…オレの帯か!?」とずり落ちるズボンを慌てて上げる天津飯。「まいったぜ…まさかこれほどまでとはな…」と不敵に笑い「とっておきの出番が少し早くなっただけだ……とっておきの必殺技のな…」と新技を匂わせたが、動き始めた途端せっかく上げたズボンがまたもやずり落ちる。足が引っ掛かりそうになりながらこの日2度目のパンモロを披露した天津飯に、またもや観客が大爆笑すると、再び顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。
ところで、天津飯は前回大会の決勝で“とっておきの技”として悟空に「排球拳」を披露している。それは悟空をバレーボールのように扱い、アタックを打ち込み痛めつけるという恐ろしい技だったが、その際の掛け声が「排球拳いくわよーーーっ!!!」「はあーーーい」と乙女モード全開のものだった。
今回も強面のキャラとはかけ離れた姿を見せた天津飯。前回の乙女モードは能動的なものだったが、今回の顔真っ赤シーンは完全に被害事故といえよう。
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