麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「最高位」の決定戦進出を争うA1リーグの第10節が9月18日に行われ、b卓(5人打ち)は石井一馬が卓内トップを取った。
1回戦、いきなりトータル2~5位が顔を突き合わせるデッドヒート。石井は東1局の南場で4人がテンパイする中、リーチ平和ドラを海底でツモ。裏も乗せて跳満をアガると、続く南1局3本場でも村上淳、園田賢のリーチに対して、東と8筒のシャンポン待ちでドラ2の追いかけリーチ。園田から一発で放銃、裏ドラを2枚乗せて再び跳満で加点し、これが決定打となり1回戦は5万3800点のトップ終了となった。
その後、3回戦で4着となるも4回戦はトップ。圧巻だったのは最終5回戦だった。親番の東4局で純チャン・三色同順・ドラの1万2000点を皮切りに、リーチ・一発・ツモ・ドラの1万2000点(+300点)、索子の門前・清一色の2万4000点(+600点)で一気に独走。最終的に9万4800点の大幅トップでポイントを加算した。
結果、石井はトップ3回、ラス1回の+161.7で、トータルの順位は5位から2位に浮上すると、試合後は「とにかく嬉しいです。今日はポイントが近い上位の選手が多く、どれだけ戦えるかを考えていました。普段は遠い仕掛けを多用するところが、今日はアガリに近い進行が多く、手が入り過ぎていておかしいなと思っていたぐらいです(笑)。早いものでリーグ戦も残り2節ですので、最後まで決定戦を目指して戦います」と意気込みを語った。
【試合結果】
1位 石井一馬 +161.7
2位 新井啓文 +75.2
3位 村上淳 ▲16.0
4位 牧野伸彦 ▲70.6
5位 園田賢 ▲150.3
◆最高位 最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。A1リーグは全12節、48半荘のリーグ戦を行い、上位3人と前年優勝の最高位の4人で決定戦を行う。決定戦は1日に半荘4回戦の5日制で、計20回戦行われる。
◆最高位戦日本プロ麻雀協会 1976年に設立。東京、関西、東海、北海道、新潟、九州、東北に拠点があり、所属会員数は約800人。主なプロは金子正輝、近藤誠一、村上淳、鈴木たろう、石橋伸洋、茅森早香、石井あや、大平亜季ら。主催タイトル戦は最高位、女流最高位、最高位戦Classic、發王戦、新輝戦、女流名人戦、新人王戦。代表理事・新津潔。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)