【ブンデスリーガ】ハイデンハイム 0-3 フライブルク(日本時間9月21日/フォイト・アレーナ)
フライブルクのMF堂安律がハイデンハイム戦で、ワールドクラスのミドルシュートを叩き込んだ。得意とするカットインからの左足一閃に相手GKは一歩も動けず、ただ見送るばかり。「こんなの取れないだろ」「これはGKノーチャンス」とファンも同情的だった。
ブンデスリーガ第4節でフライブルクは、ハイデンハイムとアウェーで対戦。右ウイングで先発した堂安の左足が火を吹いたのが、スコアレスで迎えた57分だ。
中央のFWエレン・ディンクチからのパスを右サイドで受けた堂安は、一度は縦にいく素振りを見せてマークについたDFベネディクト・ギンバーの逆を突くと、中央にカットイン。最後は左足を振り抜き、カーブがかかったシュートはゴールネットの左隅へ。ハイデンハイムのGKケヴィン・ミュラーはただシュートを見送ることしかできないスーパーゴールとなった。
このゴールはハイデンハイムの守護神にとっては不運なものだった。MFレナード・マロニーはディンクチを潰し切ることができず、中央が空いてしまう。さらに釣り出される格好となったギンバーも、堂安の動きから縦への突破を警戒しすぎて、カットインを許す結果となった。
さらに堂安のシュートは、ブンデスリーガ公式サイトによると「ゴールの可能性」がわずか3%という超高難易度。100回中3回しか成功しない神ゴラッソが決まると、ミュラーはまず唖然とし、さらに感情を抑えきれなかったのか守備陣に両手を広げて怒りを露わにしていた。
このゴールについてABEMAのコメント欄は、「すげーゴラッソきたわ!」「目の覚めるミドルショット!」「えぐい左足持ってるなー」など堂安に対する称賛の声が続々と出た。一方で「これはGKノーチャンス」「シュートの時点で勝負あり」「これ決められたら仕方ないってなるな」「こんなの取れないだろ」など、ミュラーに同情的な声も多く見られた。
開幕戦以来となる堂安の今季2点目で先制したフライブルクは、その後も2点を追加して勝利。2連勝で勝点を9に伸ばし、ブンデスリーガで暫定2位に立っている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)