【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 0-0 柏レイソル(日本時間9月21日/県立カシマサッカースタジアム)
大きなダメージを受けたはずだが、力強く立ち上がる姿はこの男の強さだ。鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が、相手DFのエルボーを“喉”に喰らってしまう。背番号40が悶絶する瞬間はあったものの、すぐさま復帰してプレーに向かう光景は、それ自体が驚愕の一幕だった。
目を背けたくなるほど衝撃的な瞬間は、スコアレスドローで迎えた50分のことだった。鈴木がロングボールに反応して相手陣内でキープに入る。これに対して柏レイソルのDFジエゴが起点を作らせまいと勢いよくプレスバック。すると、鈴木の首にジエゴの肘が激しく入ってしまう。まさかのエルボーを自身の“喉”に喰らった鈴木は苦悶の表情を浮かべながら倒れ込んだ。
リプレイ映像が流れると、解説・林陵平氏は「これは痛いですね。カードが出てもおかしくないですよね」とコメントし、実況・桑原学氏は「喉のあたりに肘が当たりました。(肘を)振ったわけではないですけど、ちょうど入ってしまった形ですね」と事象を説明した。
ファウルを受けた鈴木に対して鹿島ファンは「優磨のやつ、カードなしか」「うちの優磨に何してくれてんねん!」「最低でもカードだろ」「優磨大丈夫か?」「エルボー入っとるぞ!」「肘を喉に喰らってんぞ」「優磨これ大丈夫か、、、」と抗議する声が集まった。
しかし、痛みを訴えていた鈴木は、直後に何事もなかったかのように起き上がり、主審にプレーの危険性を伝えるジェスチャー。そして、セットプレーに備えてゴール前に駆け出していき、ゴールを狙う準備に移る。まさに“不死身”と言える立ち振る舞いを見せていた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)