【明治安田J1リーグ】アルビレックス新潟 2-3 ヴィッセル神戸(9月22日/デンカビッグスワンスタジアム)
思わず感極まってしまった。ヴィッセル神戸のDF菊池流帆がアディショナルタイムに決勝弾を決めて土壇場でチームを勝利に導くと、試合後のフラッシュインタビューで男泣き。ファンも「こっちもウルっと来た」「菊池の涙は泣けるよー」と反応を見せている
2位のサンフレッチェ広島とは勝点1差、首位のFC町田ゼルビアとは勝点3差に迫っている神戸は、ここ5試合負けなしで3連勝中。上位進出をかけ、アルビレックス新潟のホームへと乗り込んだ。
そして、2-2で迎えたアディショナルタイムにドラマが待っていた。95分、神戸は左CKからMF井手口陽介がゴール前にクロスを送り込む。このボールに途中出場の菊池が、FW大迫勇也と被りながらもヘディングで押し込み、劇的な逆転ゴールを決めた。
このゴールの直後に試合は終了し、神戸が新潟に3-2の逆転勝利。試合後のフラッシュインタビューに応じた菊池は、心境を問われると感謝の言葉を述べ、涙ながらに回答した。
菊池は2022年7月に右膝十字靱帯損傷、さらに2023年3月に今度は左膝前十字靱帯損傷と相次いで大怪我。長期離脱から復帰した今季は、途中出場が多くなっていた。
「長い怪我をしたんですけど、悔しい気持ちもたくさんありましたけど、こうやってみんなに支えられてピッチで結果を出せたことは、自分自身にとって大きな一歩ですし、まだまだ全然ですけど、ここから7試合全部勝ってチームの勝利に貢献できるように、そしてみんなで優勝したいと思います」と熱い涙を浮かべながら心境を語った。
このシーンにサッカーファンは注目。SNSでは「背景を知ってるだけに、決めたのが菊池でよかった」「ちょっとこっちもウルっと来た」「ほんま長い間怪我で苦しんでたから今日のゴールはほんまに嬉しかったわ」「菊池の涙は泣けるよー」「まじバケモンやん、ほんまに持ってる漢やな」「菊池を使う意味がここにある」など称賛と感謝の声で溢れた。
菊池の劇的決勝弾で逆転勝利を飾った神戸は、勝ち点58で広島、町田との差を1にした。逆転での連覇を目指す神戸は、次節(9月28日)に浦和レッズとの一戦に臨む。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)