【リーグアン】モナコ 3-1 ル・アーヴル(日本時間9月22日/スタッド・ルイ・ドゥ)
まるで背中に目がついているかのような空間認知だった。モナコのMF南野拓実がしなやかな反転からノールックスルーパスを披露。このパスを起点にゴールが決まったかと思われたが、味方のシュートはわずかに外れプレアシスト未遂に終わった。
今シーズン開幕から3勝1分とここまで負けなしのモナコが、ホームにル・アーヴルを迎えた一戦。4-4-2の右サイドで先発した南野は、9分にゼロ角度からの見事なアシストで先制点を演出した。
さらに1-1で迎えた49分にも大きな違いを作り出す。最終ラインからの縦パスでFWジョージ・イレニケナ、DFジョーダン・テゼと繋がり、ボールは中央右寄りにいた南野に渡った。
南野はボールに触れることなく反転し、前方へ背中を向けた状態からスルーパスを披露。右サイド深くの広大なスペースに走り込んだテゼがゴール前にクロスを送り込んだが、FWフォラリン・バログンのシュートはわずかにゴール右へ。南野はこのシュートが外れると、両手を上げて不満を露わにした。
南野のスルーパスは精度もスピードも完璧。解説のフローラン・ダバディ氏も「バロングこれは決めないと!」と思わず叫ぶほどの決定機だっただけに、シュートミスが悔やまれた。
前半からチャンスメーカーとして積極的にボールを引き出した南野は、2日前のチャンピオンズリーグ出場による疲労の影響もあってか61分に交代。その後にモナコは66分にMFエリエス・ベン・セギル、70分にバログンがゴールを決めて3-1で勝利している。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)