前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が4日『酔うまで生テレビ』に出演した際に、SNSを駆使した選挙活動について自身の考えを述べた。
Z世代に向けて“日本の不満”についてインタビューを行ったところ「選挙への若者の参加率が低いと言われているが、その割には政治家が若者が興味を持つような発信の仕方をしていない」「TikTokやInstagramなど、SNSで要約したテキストをつけた動画を流してくれたら、この人はこういう公約なんだということがわかる。若者に寄り添ってくれるということで親近感が沸くから投票しようかなという気持ちになれる」と選挙活動に対する不満の声が見受けられた。
7月7日に行われた東京都知事選では、SNSを駆使して165万票を獲得し2位となった石丸氏が注目された。そんな石丸氏にMCの橋下徹氏が「今、政治家が風を起こすために石丸氏と同じやり方をやると言っている候補者がたくさんいるが、できへんって(笑)」と語りつつ「簡単にはできないと思うが、あのやり方は一般化できると思うか」と質問。
石丸氏は「“ある人”には簡単にできると思う。ただ、これまで政治家をやっていた人には向かない。ある人というのは、単にビジネスパーソンのこと。一般社会で仕事をやっている人にとって見れば極めて当たり前のロジックで選挙戦略、選挙戦術を打っているので、それだけのこと」と応じた。
さらに「例えば、VCPというものがあるが、Visibility(認知)・Credibility(信頼)・Profitability(利益)、この3つが揃って初めて人間が動くという。経営学の大学で学べる話だが、政治家の人はなぜやらないのか。それを実践しただけの話」と語った。
(『酔うまで生テレビ』より)