【グランドスラム オブ カーリング】(10月5日・日本時間6日/カナダ)
ロコ・ソラーレの吉田知那美による"神ジャッジ"がビッグエンドを生み出した。スイーパーへの的確な指示で、石をハウスの中央に導くと解説の元日本代表・市川美余さんやファンからは「ナイス」の声が寄せられた。
カーリングの国際大会「グランドスラム オブ カーリング」ツアーチャレンジの準々決勝が行われ、ロコ・ソラーレはチーム ギム・ウンジ(韓国)と対戦。注目の第3エンドにビッグプレーが飛び出した。
ハウス内にはロコ・ソラーレの石が2つ残る有利な状況で、スキップを務める藤澤五月の2投目を迎えた。狙いは、相手がダブル・テイクアウトを取れないような位置に石を配置すること。藤澤と吉田知が入念に確認して大事な最終スローを迎える。
狙い澄ました藤澤のスローに、吉田知は「だいぶいいよー」と一声。さらにスイーパーを務める鈴木夕湖、吉田夕梨花には「掃かなくていいよー」と微調整しながら、ハウス内に入った瞬間「掃いて!掃いて!」と細かく指示。その甲斐あってか、石は狙い通りにハウスの中央やや手前に止まった。
このプレーに解説の元日本代表・市川美余さんからは「いいですねー、ナイスショット!ジャッジも良かったですね。ちょっと速いかなとも思いましたが、最後はしっかり止まりましたね」と、藤澤のショット、吉田知のジャッジを称えた。ABEMAのコメント欄でも「ナイス~」「素晴らしい!」「ナイスジャッジ」「ちなジャッジ素晴らしい」「いいジャッジだったね」「鬼コミュニケーション」など、吉田知の判断を称えるコメントが多く見られた。
続くチーム ギム・ウンジのショットは自分たちのガードに阻まれ、このエンドはロコ・ソラーレが3点スチールに成功。最終スコア9ー6で準決勝へ進出を決めた、大きなキープレーとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)