【WWE】BAD BLOOD(10月5日・日本時間6日/ジョージア・アトランタ)
激戦の最中、美人レフェリーの上に123キロのわがままボディを誇る“大女王”がドスンと落下するアクシデントが発生。「顔面から…」「やってしまった」など放送席が騒然となった。タイトル戦でのレフェリー不在の非常事態にファンからは「かわいそうw」との同情コメントや、昭和プロレスの定番“ジョー樋口失神ギミック”を懐かしむ声なども相次いだ。
WWEのプレミアム・ライヴ・イベント「バッド・ブラッド」で、WWE女子王者・ナイア・ジャックスと挑戦者ベイリーが対戦。ベイリーから王座を奪取した8月の「サマースラム」の再戦でもパワーと物量に勝るナイアが圧倒したが、その巨体が思わぬアクシデントを呼んだ。
試合は終始ナイアの圧倒的な力にベイリーがボコボコにやられる展開。試合中盤ベイリーが、ナイアのフィニッシャーである”サモアンドロップ”で一矢を報いるが、カウント中にベイリーをレフェリーめがけてぶん投げる荒っぽい返しでキックアウトする。
巻き込まれた女性レフェリーのジェシカ・カーが顔を抑えて悶絶するなか、ベイリーが低空のキックをナイアの顔面にヒットさせると、女王の”わがままボディ”がジェシカに覆いかぶさるようにドスンと落下。圧殺されたジェシカは前のめりのまま失神状態に陥った。
ABEMAのWWE実況の清野茂樹アナウンサーも「レフェリーが、ナイア・ジャックスにプレスされてしまいました!やってしまった」と絶叫すれば、解説の堀江ガンツも「顔面からいっちゃいましたよ」と驚き。123キロの肉塊が上から降ってきたインパクトは計り知れない。
このシーンにファンも「レフェリーが潰れた」「かわいそうw」「下敷き」と次々と反応、なかには「昔の全日みたいなレフェリー離脱」と、かつての全日本のマットで度々試合を左右した”ジョー樋口失神ギミック”を思い出す声も聞かれた。
ベイリーが会心の逆転技「ローズプラント」を放つもジェシカは倒れたままで、抑え込むベイリーに業を煮やした観客が数える”カウント9”が虚しい。
その後ナイアの相棒ティファニー・ストラットンの介入とも裏切りとも取れる横槍もあり試合は荒れるが、最後はナイアが「雪崩式サモアンドロップ」から120キロの尻爆弾「バンザイ・ドロップ」の鉄板フィニッシャーで勝利を収めた。(ABEMA/WWE『BAD BLOOD』)