「ダンジョン飯(ダンジョンめし)」は、「ハルタ」(KADOKAWA)で連載されていた人気グルメファンタジー漫画です。シリーズ累計発行部数は、デジタル版を含めて1400万部を突破。2023年9月に最終回を迎え、約9年7か月の連載に幕を下ろしました。アニメ1期は2024年1月から6月まで、2クール連続で放送され、また2期の制作も発表されています。
この記事では、「ダンジョン飯」の作者である九井諒子(くい りょうこ)氏について紹介します。
目次
- 「ダンジョン飯」とは
- 「ダンジョン飯」作者・九井諒子氏のプロフィールは?
- 「ダンジョン飯」作者・九井諒子氏が今までに手掛けた作品は?
- 「ダンジョン飯」作者・九井諒子氏はSNSなどで情報発信をしている?
- 九井諒子氏の素顔は?
- まとめ
「ダンジョン飯」とは
「ダンジョン飯」の舞台となるのは、剣と魔法が存在するファンタジーの世界です。冒険者・ライオスが率いるパーティーは、ダンジョンの奥深くでレッドドラゴンに襲われ、ライオスの妹・ファリンが食べられてしまいました。食べられる直前のファリンが放った魔法の力で、一行はなんとか地上へと脱出しますが、お金と食料をダンジョンに置いてきてしまったままでした。
この事件をきっかけに、パーティーメンバーが2人ほど離脱したものの、ライオスはファリンを助けるために、魔法使いのマルシル、鍵師のチルチャックとともに、3人で再びダンジョンへ挑みます。しかし、お金も食料もなく、このまま行けば途中で飢え死には免れません。そこで、窮地に立たされたライオスは「食糧は、迷宮内で自給自足する!」と決意します。
そんなときに、ダンジョン内で魔物食に詳しいドワーフのセンシと出会い、同行することに。ライオスたち一行は、スライム、バジリスク、ミミックといった襲い来るモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指します。
「ダンジョン飯」作者・九井諒子氏のプロフィールは?
九井氏の性別や年齢は公開されていません。デビュー前は同人誌即売会やpixivなどで活動していて、2011年3月に短編集「竜の学校は山の上 九井諒子作品集」がイースト・プレスより書籍化され、それが作家としてのデビュー作となりました。2013年には「ひきだしにテラリウム」で第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました。
2012年には作品集「竜のかわいい七つの子」の発売を記念した「九井諒子「竜のかわいい七つの子」「竜の学校は山の上」合同原画展」が千葉市内の三省堂書店にて開催されました。原画展では、新刊の「竜のかわいい七つの子」に収録されている「わたしのかみさま」「金なし白祿」「竜の小塔」「人魚禁漁区」の原稿から抜粋した原画と、「竜の学校は山の上」の原画が同時に公開されました。
その後、2014年より漫画誌「ハルタ」(KADOKAWA)にて「ダンジョン飯」の連載をスタートします。「ダンジョン飯」は、2015年度「コミックナタリー大賞」「このマンガがすごい!2016」オトコ編「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」「全国書店員が選んだマンガランキング2016」のすべての賞で第1位を獲得しました。
九井諒子氏が語る「ダンジョン飯」で思い入れの深い1ページは
ナターシャが運営するニュースサイト「コミックナタリー」の企画「ハルタWEB原画展 作家が選ぶ『この1枚!』」に、数々の作家とともに九井氏も参加しました。その企画にて、「ダンジョン飯」で思い入れの深いシーンとして13巻に収録された1ページを選んでいます。
九井氏は「たくさん主人公を描くことになって大変だった話の1ページです。キャラクターをたくさん描く話はネームの段階で「大変だろうなあ」と暗い気持ちになるのですが、よくやります」とコメントしています。作画の大変さが印象に残っているようです。
「ダンジョン飯」作者・九井諒子氏が今までに手掛けた作品は?
九井氏は「ダンジョン飯」連載以前にも、いつかの作品を発表しています。
短編集
・竜の学校は山の上 九井諒子作品集
出版社:イースト・プレス 発売日:2011年3月25日
・九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子
出版社:エンターブレイン 発売日:2012年10月15日
・ひきだしにテラリウム
出版社:イースト・プレス 発売日:2013年3月14日
イラスト集
・九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー
出版社:KADOKAWA 発売日:2024年1月15日
「ダンジョン飯」作者・九井諒子氏はSNSなどで情報発信をしている?
九井氏は現時点で、XやInstagram、FacebookといったSNSはやっていないようです。それ以外のブログといったメディアでの情報発信も確認できていません。
九井諒子氏の素顔は?
九井氏は現時点で、雑誌やSNSなどで顔出しはしていないようです。ただし、顔は写っていませんが、漫画装丁を中心に活動するデザイン事務所・ナルティスのブログ「ーNARTI;S blogー」の2015年に公開された「竜の学校は山の上 九井諒子作品集」紹介記事にて、九井氏がイラストを描く様子の写真が掲載されています。
2019年には「ハルタEXPO 2019 in 大阪」のイベントとして、田村書店千里中央店で開催されたサイン会に参加されています。当日来場された読者のみなさんに、直筆サインとイラストを描いていただけるという貴重なイベントだったようです。
まとめ
「ダンジョン飯」の作者は九井諒子氏で性別や年齢は公開されていません。作家としてのデビュー作は短編集「竜の学校は山の上 九井諒子作品集」です。「ダンジョン飯」のほかに、短編集3冊とイラスト集が刊行されています。SNSなどで情報は発信しておらず、その素顔も公開されていません。
「ダンジョン飯」の連載は、好評のなかで2023年9月に終了しました。アニメ1期は2024年1月から6月まで2クール連続で放送されました。漫画とアニメで違った面白さがあるので、ぜひ両方楽しんでみてはいかがでしょうか。
(C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会
アニメ『ダンジョン飯』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 水炊き/タルト | 明日使えるキノコの斬り方 |
2 | ローストバジリスク/オムレツ/かき揚げ | 面倒可愛いエルフ娘 |
3 | 動く鎧 | 鎧、食える! |
4 | キャベツ煮/オーク | 脱法魔法生物 |
5 | おやつ/ソルベ | ファリン、優秀だった! |
6 | 宮廷料理/塩茹で | チルチャックvsミミック |
7 | 水棲馬/雑炊/蒲焼 | ライオス、オペラ並みの全力歌唱 |
8 | 木苺/焼き肉 | マルシルとファリンの出会い |
9 | テンタクルス/シチュー | かつての仲間ナマリ登場! |
10 | 大ガエル/地上にて | カエルスーツを着るライオス一行 |
11 | 炎竜1 | ついに決着!レッドドラゴン戦 |
12 | 炎竜2 | 待望のファリン復活 |
13 | 炎竜3/良薬 | 口移しで薬を飲ませるキスシーン |
14 | シーサーペント | 強すぎる!シュロー隊が登場 |
15 | ドライアド/コカトリス | マルシルが“ツッコミポーズ”で石化 |
16 | 掃除屋/みりん干し | シュロー&カブルーたちと合流 |
17 | ハーピー/キメラ | 魔物化したファリンが大暴れ |
18 | シェイプシフター | ライオスたちの偽物が出現 |
19 | 山姥/夢魔 | アセビの正体が判明! |
20 | アイスゴーレム/バロメッツ | イヅツミが力を発揮! |
21 | 卵/黄金郷 | 新キャラ続々登場!怒涛の新展開 |
22 | グリフィン/使い魔 | ダサすぎる!?マルシルの使い魔が大活躍 |
23 | グリフィンのスープ/ダンプリング1 | 仲間の優しさに涙するセンシ |
24 | ダンプリング2/ベーコンエッグ | 泣くマルシルをイヅツミが“よしよし” |