石破総理が6日、裏金問題で処分を受けた安倍派幹部ら6人を次の衆院選で非公認とする方針を表明し、波紋を広げている。
石破総理の決断の背景、そして自民党内の受け止めなどをテレビ朝日政治部の森洋介記者に聞いた。
━━総選挙に向けて裏金議員に対する自民党の方針が決まったが、どのような内容か?
「大きく分けると『選挙での非公認』と『比例代表との重複立候補を認めないこと』という2つの方針が決まった。非公認には3つのパターンがある。1つ目は、党内処分で非公認より重い処分を受けた人。2つ目は、処分が継続中かつ国会の政治倫理審査会に出席せず、説明責任を果たしていないとされる議員。3つ目は、説明責任が十分に果たされず、地元の理解が十分に進んでいないと判断される議員だ」
「『重複立候補を認めない』とは、政治資金パーティーで不記載が1円でもあった議員については、全員比例名簿に登載しないというもの。こうなると、比例代表と重複して立候補することができず、選挙区単独で戦うことになる。また石破総理と、森山幹事長、鈴木総務会長、小野寺政調会長、小泉選対委員長といった党四役と呼ばれる幹部も『共に責任を果たしていく』として、比例代表と重複して立候補しない方針だ」