誰よりも耳がいいはずのピッコロ(CV:古川登志夫)さんがゴテンクス(CV:野沢雅子・草尾毅)の一言を聞き漏らしているなんて……。木端微塵にしたはずの魔人ブウ(CV:塩屋浩三)がまさかの復活を遂げたとき、ゴテンクスの演技に焦ったピッコロはなんと精神と時の部屋の扉を破壊してしまった。誰もが予想しなかったピッコロの行動に、ナレーション(CV:八奈見乗児)からもまさかの一言が……。
【映像】”早まったかピッコロ”とまさかのナレーション(21分31秒ごろ〜)
ピッコロが「す……すごい戦いだが、どこかくだらないぞ!」と評した、精神と時の部屋でのブウとゴテンクスの戦い。ゴテンクスが大技「スーパーゴーストカミカゼアタック」を繰り出し、ブウを木端微塵に吹き飛ばした。
ゴテンクスが「ちぇ!まだ最後の大技があったのにな!とっておきを見せられなかったのがちょっと残念だな!」と無駄口を叩きながら飛び散る肉片を焼き払っていると、ピッコロからは「黙って早くやれ!」とお叱りの声。誰もが“あっけない終わりだったな”と思った直後、なんと煙が集合してブウが再び復活してしまった。
まさかの復活劇にピッコロはゴテンクスに大技がないか確認したが、ピッコロの性格を知らずバトルを盛り上げたい一心のゴテンクスは「ダ……ダメだー!もう大技を出せるようなパワーが残ってないよー!」と下手な芝居を打ってしまった。ピッコロもまんまとその言葉を信じてしまう。
大技を出す頃合いを見計らっていたゴテンクスが「ピンポンパンポーン!みなさん、長らくお待たせしました!ついにお見せいたしましょう。とっておきの技!」と宣言したそのとき。なんと同時にピッコロが精神と時の部屋を破壊して閉じ込めてしまおうと、扉を気弾で破壊してしまったのだ。
ピッコロはブウの肉片を焼き払うことに頭がいっぱいで、ゴテンクスの“最後の大技を残している”発言を聞き漏らしていたのだろう。ピッコロのとっさの行動に、ゴテンクスやブウはもちろん視聴者も“ピッコロがやりやがった……”と思ったに違いない。作品のナレーションですら「早まったか、ピッコロ」とまさかのツッコミを入れていた。
アニメ「ドラゴンボール改」は、1989年から1996年まで放送されたアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版。サイヤ人編~人造人間・セル編までの第1期が2009年4月から2011年3月にかけて放送され、魔人ブウ編の第2期が2014年4月から2015年6月に放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日より放送される。
(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション