【WWE】SMACK DOWN(10月4日・日本時間5日/テネシー・ナッシュビル)
プロレスの超王道技「フェイスバスター」を倒立で回避する神業に「こんな返し方があるんですか…」と実況愕然。元体操選手の類稀な“神フィジカル”が可能にしたまるでマンガのような攻略法にファンからも驚きの声が相次いだ。
WWE「SMACKDOWN」でティファニー・ストラットンとナオミが対戦。元体操選手とチアの新旧”鬼”フィジカル対決に注目が集まったが、試合中に見せたティファニーの信じられない「フェイスバスター封じ」が話題となった。
女子王者ナイア・ジャックスと共闘中の”生意気新人”ことティファニーと、タイトルを巡り抗争中のベイリーの盟友であるナオミという代理戦争の構図。ティファニーは元体操の全米代表、ベテランのナオミはNBAチームのチアリーダーと共に超アスリートからのスーパースター転身組だ。
試合は終始ナオミのペースで進む。背後からのヘッドロックを180度開脚で落としてアゴを砕く「バックパック・スタナー」など柔軟性を活かした技を連発する。
一方で防戦一方のティファニーも驚きの神フィジカルでファンをあっと驚かせる。ロープワークの攻防で頭を両手で掴んだナオミが、マットへと強烈な「フェイスバスター」を決める場面。なんとティファニーは倒立で激突を回避。その勢いを使って立ち上がると低空ドロップキックでナオミを迎撃した。
ABEMAのWWE実況・清野茂樹アナウンサーも思わず「こんな返し方があるんですか…」と驚いた様子。さらに「元体操選手ですよ。クリエイティビティが凄いですね、あの発想はちょっと出ないですよね」と王道の技に対する全く新しい攻略法に興奮気味に語る。
このところナイアの恫喝による”パワハラ支配”ですっかり持ち前の”生意気キャラ”が影を潜めているティファニーだが、久々に持ち前の身体能力の高さを証明する動きにファンからも「すっげw」「いいねー」「おおお」「ティファニーだからできる動きだな」「この当たりが天才」とコメントが続いた。
この後、ナオミの技ありの丸め込みにカウントスリーを喫したティファニー。このところ連敗続きとスランプに陥っているが、いついかなる場合でもWWE女子王座に挑戦できる「キャッシュイン」の権利保持者でもある。ナイアに睨まれなかなか使えない状況だが「タイトルに一番近い存在」の権利行使のタイミングが気になるところだ。(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)