最強の戦士がまさかの“作画崩壊”……!? 孫悟空(CV:野沢雅子)とベジータ(CV:堀川りょう)がポタラで合体し、究極戦士ベジットが誕生すると、圧倒的な強さで魔人ブウ(CV:塩屋浩三)をボッコボコにする。追い詰められたブウは自らの体を変形させ、なんとベジットの口から体内に侵入してしまった。その結果、ベジットはデッサンが狂ったような異常なまでのマッチョになってしまい……。
【映像】ベジットが肩幅の異常なマッチョになった瞬間(17分34秒ごろ~)
ベジットはとんでもない強さで、悟飯やゴテンクス、ピッコロを吸収したブウでもまったく歯が立たなかった。あの魔人ブウがもて遊ばれてしまうほどの力の差に、久々の爽快感を覚えた人も多いだろう。
超サイヤ人に変身し、さらに差を見せつけニヤリと笑うベジットに対し、ブウは「笑ったな!たかが人間の分際でこのオレを!」と激怒。自身の体を伸ばすように変形させたかと思うと、ベジットの顔めがけて突撃。なんとそのまま口から体内に侵入してしまった。
なぜやすやすと体内への侵入を許してしまったのかという点はファンの多くが疑問に思ったところだが、そんなことよりベジットの見た目の変化がやばかった。胸や腕など顔から下が倍くらいに膨れ上がり、各部の筋肉が恐ろしいほどに盛り上がったマッチョな姿になってしまったのだ。肩幅が異常に広がったようにも見え、思わず吹き出してしまった人も少なくないだろう。
人造人間・セル編でも悟空やトランクスが超サイヤ人3段階目の変身を見せたとき、異様なほどに筋肉が膨れ上がっていたが、今回のベジットの体型はその比ではなかった。ベジット自身、中に残るベジータの部分がその醜さに反応したのか、額から汗を垂らして「これは……」と若干嫌そうな表情を見せていた。
ベジットは気の力で体内のブウを自由に動けないよう封じ込め、すぐさま体から追い出すことに成功したため、異常なマッチョ状態は長くは続かなかったが、ちょっと夢に出てきそうなくらいインパクトある姿だった。
アニメ「ドラゴンボール改」は、1989年から1996年まで放送されたアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版。サイヤ人編~人造人間・セル編までの第1期が2009年4月から2011年3月にかけて放送され、魔人ブウ編の第2期が2014年4月から2015年6月に放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日よりスタートしている。
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