大川原化工機株式会社が製造する噴霧乾燥機が「生物兵器の製造に転用可能」として、代表取締役社長ら3人が逮捕されたものの、のちに冤罪が明らかになった「大川原化工機事件」。
 10月9日、大川原化工機側が国と東京都に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、当時取り調べなどを担当した現職の警察官3人の証人尋問が行われた。3人のうち2人は「捜査自体は適正だった」「あざむいて調書を取ったことはない」などと捜査の違法性を否定した。