将棋の第37期竜王戦6組昇級者決定戦が10月16日に行われ、岡部怜央四段(25)が徳田拳士四段(26)に141手で勝利した。この結果、岡部四段は5組昇級に向けて一歩前進。次戦では小山怜央四段(31)と対戦する。
注目のプロ入り同期対決は、岡部四段が白星を飾った。角換わりの出だしとなった本局は、対局開始から猛スピードで指し進められ、昼食休憩までに93手まで進行。一気に勝負所へと突入した。
後手の徳田四段がテンポを変える踏み込みを見せたものの、岡部四段は止まらない。主導権を握ると、ぐんぐんとリードを拡大させていった。苦しい時間が続く徳田四段は、攻めを繋げる道を必死に模索したが、先手玉は逃げ切りに成功。後手の猛攻を振り切り、岡部四段が勝利を飾った。