【W杯2026アジア最終予選】日本代表 1－1 オーストラリア代表（10月15日／埼玉スタジアム2002）
相手を手玉にとる、とはこのことだ。日本代表MF久保建英が左足の足裏ロールからの右足パスでオーストラリア代表DFの股間を抜いてゴール前に鋭いクロスを送り込んだ。これにはファンも「久保の今のクロスやばくない？」と驚愕している。
注目のシーンはゴールレスの19分のことだ。日本が左サイドでのパスカットを起点にカウンターを発動させ、相手守備ブロックが乱れる中、ボールは右サイドでフリーの久保の元へ。背番号20がドリブルでボックス内に侵入し、右足のキックフェイントで急停止すると、次の瞬間だった。左足裏でボールをなめるようにタッチし、間髪入れずに右足でパスを蹴る。ボールは対峙したキャメロン・バージェスの股間を抜けてゴール前へ。惜しくもクリアされたが、急激なリズムチェンジでマッチアップする相手DFを完全に翻弄してチャンスをつくってみせた。
このプレーに元日本代表・小野伸二氏は「簡単には止められないですよ」と思わず相手DFに同情。ファンも「フットサルみたいなプレーだなぁ」「クロスの上げ方トリッキーすぎる」「久保くんうまいなぁ…！」「タケのまた抜きえぐいって」「リズム外すの上手いなぁ」「お前うますぎるだろ」と称賛の嵐となった。
試合は互いにオウンゴールが生まれる形で1－1の痛み分けとなったが、日本は2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選の第4節を終え、グループCの首位を維持している。
（ABEMA de DAZN／サッカー日本代表）
