【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 0-2 FC東京(10月18日/ノエビアスタジアム神戸)
FC東京のMF荒木遼太郎が“天才”と謳われる理由が凝縮されたワンシーンだった。ヴィッセル神戸との一戦で、ボックス内で相手ゴールに向かって背を向けた状態から前を向くと、振り向きざまにループシュートを選択。これぞファンタジスタというプレーで観衆を沸かせた。
ヴィッセル神戸とFC東京の上位対決で、ファンが思わず唸ってしまうハイレベルな攻防が繰り広げられた。アウェーのFC東京が1-0とリードして迎えた52分、敵陣ボックス内でボールをコントロールした荒木が魅せる。
神戸の選手たちにボールを奪われないような形でキープしたかと思えば、相手ゴールに背を向けている状態から前を向くと同時にシュートを選択。相手GKの位置をほとんど確認していない中で、不意を突く絶妙なループシュートを放ったのだ。
決まれば今シーズンのJリーグ最優秀ゴール候補にノミネートされてもおかしくなかったが、日本代表の経験もある神戸のGK前川黛也が後ろ向きに飛んで右手一本でビッグセーブ。シュートを放った荒木も、止めた前川も各々のクオリティーが光ったワンシーンだった。
この圧巻のプレーに、Sサッカーファンも大興奮。SNS上では「荒木遼太郎の悶絶ループ未遂、決まっていれば2008年川崎戦、大竹洋平のアレを超えるクラブ史上に残る官能的な架け橋になっていた」「ループでまた一流のスキルを見せた」「今の荒木のループはセンスある。止めた前川もえぐい」など、大きな盛り上がりをみせていた。
中でもシュートを放った荒木への反響は大きく、「荒木はまじでファンタジスタ」「荒木ヤバい技術だぞ今のループシュートは」「荒木のループえっっっっぐ」「知ってたけど天才荒木すぎる」「今のループヤバい、荒木やっぱり天才だわ」「ファンタジスタすぎる」など称賛の声が相次いでいた。
この試合で荒木は、J1で6連勝中と絶好調の神戸相手に大活躍。圧巻のループシュートのシーンだけでなく、先制点と2点目のアシストも記録しており、2-0勝利の立役者となった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)