何を考えてるかわからず、ヤバい奴だということだけは確かな婚約者。アニメ「来世は他人がいい」で染井吉乃(CV:上田瞳)が婚約させられた深山霧島(CV:石田彰)への愚痴をこぼした際、それを聞いていた昔馴染みのヤクザがガチめなトーンで「吉乃さんのかわりに俺がソイツのこと殺したる」と言い出し、飛躍しすぎな話に吉乃が青ざめてしまうシーンがあった。
【映像】「人1人ぐらい殺しますよ」に驚く吉乃(21分2秒ごろ~)
翔真は吉乃の祖父・染井蓮二(CV:上田燿司)が組長を務める関西最大の指定暴力団「桐ヶ谷組」直系染井組の構成員で、吉乃とも昔から家族同然の馴染みの仲。東京へは吉乃に頼まれた荷物を届けに来ていた。
翔真は吉乃の縁談相手である霧島のことが気になっているようで、2人の様子を伺うと、吉乃にはどんな男なのか直接尋ねた。吉乃も霧島には困惑しており、「頭おかしいとしか言われへん」としか答えられない。さらに本当に結婚するつもりか尋ねられると、吉乃は「とりあえずあの男の興味を惹けるだけ惹いて、1年経ったら捨てて大阪帰ったるからな」ときっぱりと否定した。
吉乃は翔真が泊まるホテルのベッドに倒れ込むように横になると、「帰りたくねー、なんかあんたに会うたら色々面倒くさくなってきた……」と本音を吐露。“どうにかして霧島に勝ちたい”、“何があっても隙を見せない”ということばかり考えているものの、結局東京で頼れる人間が霧島しかいないと愚痴をこぼした。
吉乃の話を聞いて霧島がろくな人間ではないと確信した翔真は「その男が消えたら、吉野さんもそんなことで悩まんでも済むわけでしょ。じゃあ、吉乃さんのかわりに俺がソイツのこと殺したる」と、とても冗談には聞こえない真剣なトーンで吉乃に持ちかけた。まさかの宣言に吉乃は「え……なにそれ?めっちゃ話飛躍してない?」と言葉を失っていた。
「決まったら言ってください。待ってるんで」と静かな口調で伝える翔真に何も言えない吉乃。淡々と恐ろしいことを言う翔真にSNS上では「怖い怖いw」「そ、その時は本当に56すつもりなのか……(震え声)」「本当にやりかねないぞ」と戦々恐々するファンの声が相次いでいた。
アニメ「来世は他人がいい」は「月刊アフタヌーン」(講談社)にて連載中の小西明日翔氏による人気漫画が原作。関西最大の暴力団「桐ケ谷組」直系「染井組」組長の孫娘・吉乃と、関東最大の暴力団「砥草会」直系「深山一家」の総長を大叔父に持つ霧島の恋物語が描かれる。
■第3話「地獄の三角関係」
【あらすじ】
吉乃の祖父である蓮二は、関東の任侠組織の親睦団体「剛友会」が開く会合に参加するため、大阪から東京に来ていた。蓮二や萼をはじめ、関東と関西のヤクザの重鎮が親睦を深めるため一堂に会する。そして、吉乃のもとには染井組の構成員であり、幼少の頃から吉乃を育ててきた布袋竹人、そして吉乃の家族同然の昔馴染み、鳥葦翔真が来ていた。布袋も翔真も、吉乃の縁談相手である霧島のことが気になるようで…。
(C)小西明日翔・講談社/来世は他人がいい製作委員会