今や世界中で毎週2億5000万人が利用する対話型AI「ChatGPT」を運営する、スタートアップ企業「OpenAI」。ニューヨークタイムズによると、今年は37億ドル(約5600億円)を売り上げる見込みだ。さらに今月、1兆円の資金調達を発表。企業評価額は未上場ながら約24兆円にも達するという。
 一方、同じくニューヨークタイムズは2024年度に50億ドル(約7700億円)の負債を抱える可能性があるとも報じている。巨額の赤字は研究・開発、サービスの運営などに高いコストがかかっているためで、利益を出さなければ、調達した資金もそのまま負債になると指摘。足元ではOpenAIだけでなく、巨大テック企業なども独自の生成AI開発を進めており、覇権争いは熾烈化している。人類の生活を大きく変えようとしている生成AIの開発が進み、赤字を垂れ流しながら巨額の投資が続いていることについて、『ABEMA Prime』では、大赤字の評価について考えた。