■5400万円もの大金を1年で使い果たす

 2022年に祖父が死去し、突如として遺産を相続することになったオールイン番長さん。遺産は母と分け合うことになったが、番長さんの手元に来たのは5400万円もの大金。しかし、1年ほどで底をついてしまったという。

資産5400万円相続 オールイン番長さん
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 費やしたのは、ポーカーだ。番長さんは東京大学工学部を出て堅実にキャリアを築いていたが、活動資金を手にしたことでポーカープレーヤーに転身。いきなり日本女子の最優秀新人に輝くなど順風満帆に見える活躍を見せたが、陰で急速にお金が失われていた。

「周りでポーカーが流行っていて、『私もやってみるか』という思いつき。いきなり日本の大きな大会で2位になり、海外でもやっていけるんじゃないかとのめり込むようになった。気づいたら5400万円がなくなっていた」

 ただ、賭け金に使ったわけではなく、ほとんどが「参加費」だそうだ。比較的小規模なイベントでは参加費が約3000円、優勝賞金が約30万円などだが、今年3月に韓国・チェジュで開催された大会のメインイベントは参加費が10万ドル(約1500万円)、1位の賞金は約6億5000万円など、超ビッグスケールのものも存在する。

 番長さんは遺産を使い切った今、スポンサーの支援などで活動を継続している。

■亡き祖父に「報告はできない」、自分が遺産を残す側なら?
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