【ヨーロッパリーグ】Mテルアビブ1-2レアル・ソシエダ(日本時間10月25日/パルチザン・スタジアム)
久保建英が左ウイングで起用された。勝手の違いに戸惑いをみせるも、普段とは逆のサイドでみせた積極的なプレーに現地メディアは高い評価を与えている。
24日にヨーロッパリーグのリーグフェーズ第3節でマッカビ・テルアビブと対戦したレアル・ソシエダ。この試合でソシエダは久保を左サイド、ミケル・オヤルサバルを右サイドで起用。先発メンバーをジローナ戦から複数入れ替えて臨んでいた。
ファンは「なんで左?」「窮屈そう」と久保の左WG起用について不満気な様子をみせたが、この試合で解説を務めた元日本代表 野口幸司氏は、その理由を「今後オヤルサバルを右で使われることがあるなかで、久保が左である程度はまってくれればという狙いなのかな」「久保を使う状況を作り出したいというひとつのプランだと思う」と推察した。
途中、右に動いてプレーするシーンも見られた久保だったが、2-0のリードで迎えた69分、左サイドで味方のトラップミスからのルーズボールを後方から爆走奪取。トラップからカットインし、ボックス付近まで運ぶと味方へのパスではなくシュートを選択。利き足とは逆の右足を豪快に振り抜いた。
グラウンダーのシュートは惜しくもゴール右外に外れたが、野口氏は「利き足ではない右足でもシュートの意欲というのは感じられますんで、アピールというか今後に向けてこういう形もあるんだというのを見せたのも大きいと思います」と評価。ファンも「おしいいい」「いいね気持ち入ってる」と反応した。
積極性を見せた久保に対しては現地メディア『El Desmarque』が7点とチーム最高タイの評価を与え「アウトサイドからインサイドへの動きが良かった」と評している。
試合後にポジション変更について問われたレアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は「3、4日ごとに試合があるし、どのチームも負傷者が出ているのは知っていることだ。我々がここ数試合で良いプレーができたのは、多くの変更を加えてすべての選手に価値を与えることに決めたから」と理由を語った。
(ABEMA/WOWSPO/ヨーロッパリーグ)