【映像】思い切り叩きつけるボレーシュート
【映像】思い切り叩きつけるボレーシュート

ブンデスリーガマインツ1-1ボルシアMG(日本時間10月26日/メーヴァ・アレーナ)                              

【映像】思い切り叩きつけるボレーシュート

 ボール1個分だけ左に飛んでいたら、間違いなくヒーローになっていた。ボルシアMGの日本代表DF板倉滉が、佐野海舟の所属するマインツとの一戦で、試合終了間際にボレーシュート。ゴール至近距離から放ったシュートは惜しくも枠を外れた。これにはファンも「めちゃくちゃ惜しい!」「叩きつけボレーはセンスの塊」「あと少しで決勝点だった」という声を送っている。

 2人の日本人選手が共に先発出場してピッチに立ち続ける中、1-1で突入した後半アディショナルタイムに板倉が決定機を迎えた。90+5分、ボルシアMGがピッチ中央でのFKを獲得。フィールドプレー全員が攻め上がり、ラストプレーに勝ち越のチャンスを懸ける。キッカーのMFケビン・シュテーガーが左足でボックス内に蹴り込むと、こぼれ球を拾ったMFユリアン・バイグルがペナルティーアークから右足を振り抜く。これは相手GKの好守に阻まれるも、ボールはゴール前にいた板倉のもとへ。日本代表の不動のCBは鋭く反応し、左足ボレーで合わせる。叩きつけるようにして放ったシュートは、ブロックに来ていた相手DFの股間を抜けてゴールに向かっていく。相手GKの重心も逆を突いていたが、わずかに右へ逸れた。最終盤に巡ってきた千載一遇のチャンスを仕留めきれず。板倉は地面に倒れ込んで天を仰ぎ、悔しさを滲ませた。

 これにはファンも「完ぺきボレーだったのに…」「惜し過ぎる」「入っていたら英雄になってた」「あと少し左に飛んでたら」「ナチュラルに左足を振れるのはすごい」「移籍の先輩としての威厳を見せるチャンスだった」などとコメントしている。

 ボレーシュートが外れた直後に苦悶の表情を浮かべる板倉がカメラに抜かれると、なんと左肩を押さえていた。勝利に導けなかった悔しさと同時に、痛みも襲ってきていたのだ。試合終了のホイッスルが鳴った後も左肩を気にする仕草を見せており、ファンからも「(ボレーの)着地時に痛めたっぽいけど、大丈夫かな?」「怪我が心配」「脱臼した?」と心配の声が上がった。

 試合は互いに譲らず、1‐1でタイムアップ。最後までピッチに立ち続けた板倉と佐野による日本人対決はドロー決着で幕を閉じた。
ABEMA/ブンデスリーガ)

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