【写真・画像】立憲民主党・辻元清美代表代行「風が吹いたのと同時に“変えてほしい”という思いを強く感じた」議席増にコメント 1枚目
【映像】「風が吹いたのと同時に…」辻元氏が語った“勝因”とは

 立憲民主党・辻元清美代表代行が、ANN出口調査における自公で過半数割れ、立憲民主党の議席増という状況を受けて『ABEMA Prime』に出演。要因について「風が吹いたのと同時に“変えてほしい”という思いを強く感じた」と述べた。
 
―現状の結果をどう見ているか。
 
いくつかの接戦のところできちんと当確を出していただいているので、数は積み上がっているが、比較第1党になれるのか、また自公の過半数割れになるのかはまだちょっと予断を許さない。今、党本部は緊迫した状況だ。
 
―かなりの議席増となりそうだが、積極的に立憲が選ばれたのか、それとも“風”を感じたか。
 
入り混じっていると思う。裏金問題から端を発しているが、選挙が進むにつれて経済政策の転換、特にアベノミクスの転換も物価高も相まって有権者の皆さんが相当、特に地方部においては声が大きかった。そのため私たちも積極的に経済政策の転換も訴えてきたため、風が吹いたのと同時に「変えてほしい」という思いを強く感じた。
 
―野党との共闘がもう少し進んでいれば、さらに伸ばせたのではないか。
 
野党がいっぱいあり、これは毎回本当に難しい。今回は地域ごとに相当進んでいるところもある。やはり、中央で各党の党首が話をするだけではなかなかうまくいかず、地域ごとに日頃から一緒に何かやっているとか運動しているとか、そういうところは本当の意味での一本化や共闘が進む。これからどのように地域ごとに他の野党と連携をとっていくのか。例えば市会議員や都道府県議員などもいる。だから、国政の時だけ取ってつけたように共闘しても実態的に選挙が動かなかったりすることもあるため、地域から積み上げていかなければいけない。それを強く感じている。
 
―もし党首間でも握って「政権交代」を訴えれば、より多くの議席を獲得できたのでは。
 
「もうちょっといけた」とも思う。とはいえ、私は以前社民党にいたが、どちらかというと中規模・小さな政党は、自分たちの比例区の票を伸ばしたいという思いがすごくあるため、比例区の票を伸ばすためには候補者を立てないと選挙カーを回せない。だから、そこの兼ね合いだ。本当は裏金、接戦のところをまずピンポイントで1本化できればよかった。
 
―消費税減税という看板を下げたが、これがれいわ新選組が伸びて立憲が伸び切らなかった要因ではないか。
 
一理あると思う。私はれいわ新選組が伸びたことも良かったと思う。「野党全体で総数を増やしていく」ということで。今後、各政党とどういう風に連携していけるかというのは、まだ何とも言えないが。
 
―政策面で石破総理と立憲は似ているところがあったため、戦いにくかったか。
 
そんなことはなかった。石破総理は前言っていたこと全部取り下げたから。だから私は街頭演説で「自民党の中で1番正論を言ってきて、改革派だと思われてた石破茂という人が総理大臣になっても自民党は何も変えることができなかった。これではもう誰が総理になっても自民党はあかんいうことや」と言ってきた。
 
(『ABEMA Prime』より)

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