【WWE】SMACK DOWN(10月25日・日本時間26日/ニューヨーク・ブルックリン)
勝つためには何でもする”悪魔のような妖精”女子レスラーがリングの最も硬いところに対戦相手の顔面を打ちつける衝撃技を炸裂。「リングの一番硬い場所ですよ」と解説が驚いた攻撃をモロ被弾した相手はうつ伏せでピクリとも動かずしばし沈黙…ファンからも驚きの声が相次いだ。
キャンディス・レラエとナオミが対決。新設された女子スピード王者となり絶好調のキャンディスが”闇落ち妖精”の異名どおり、この日も荒々しい戦いを繰り広げた。
一時期はTVマッチから遠ざかり存在感を失っていたキャンディスだが、イヨ・スカイとの初代スピード女子王者決定戦を制してからは絶好調。先週は、女子王者ナイア・ジャックスとの急造タッグで勝利を収め、終始、仏頂面で塩対応だったナイアからの信頼も勝ち取ったようだ。
そんなキャンディスだが、”妖精キャラ”から一転、手段を選ばず勝利を追求するエゲつないスタイルに変貌中。この試合でもアッと驚くフィニッシャーで早々と試合を決めた。
このところタイトル戦線にも意欲を示しているナオミを相手にリング内で翻弄されると、ヨロヨロとロープ外へ。ナオミがトップロープから様子をうかがうが、この絶妙なポジショニングはキャンディスの“罠”だった。
コーナーポスト目掛けて突進する相手を軽々と飛び越えたナオミだったが、エプロンサイドでキャンディスの「フェイスバスター」の餌食に…。エプロンの硬いコーナーに顔面を強打すると、うつ伏せのまましばし動けず。ピクリとも動かない様子にファンから「中々の荒業」「上手いな」「これはやばい」「えぐ!」と驚きの声が漏れた。
さらに顔面かきむしりなどのエグい攻撃に加え、タッグパートナーのインディ・ハートウェルの介入など、あの手この手で試合をコントロールしようとしたキャンディス。しかし最後は先週ピンフォールを収めたベイリーの登場によそ見している隙に、ナオミに背後を取られ「ババ・ボム」で撃沈。今回ばかりは勝利とはならなかった。(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)