10月15日に北朝鮮は韓国につながる道路と鉄道の一部を爆破。防壁を設置し、要塞化を進めているという。
 コリア・レポート辺真一編集長はこの爆破について「金(正恩)総書記は南からねずみ一匹も入れさせない強硬姿勢」「金総書記はDMZを非武装地帯ではなく国境にして壁を作り、完全にシャットアウトしたい考え」と解説する。
 一体なぜそんな事態になったのか。爆破と言えば、2020年6月に北朝鮮は朝鮮人民軍がDMZ(非武装地帯)に侵入する準備ができていると警告した直後、DMZ沿い、開城にある南北共同連絡事務所を爆破。韓国側に渡った脱北者らによる、風船を使った金体制を批判する宣伝ビラ散布に対する報復と見られている。