引っかかる方も引っかかる方だが、その場でパンツを脱いでしまう度胸もなかなかのものだ。孫悟空(CV:野沢雅子)とブルマ(CV:鶴ひろみ)の目指す場所がフライパン山だと知ったウーロン(CV:龍田直樹)が恐れをなして逃げ出してしまったところ、ブルマの機転を利かせた捕獲作戦がバッチリ決まったワンシーンがあった。
【映像】ウーロン釣りは脱ぎたてパンティで楽々な瞬間(5分38秒ごろ~)
6つ目のドラゴンボール探しの旅に出た悟空たち。変身能力をブルマに買われたウーロンだったが、本人は同行に乗り気ではなかった。しかし「あー、暑いわね。今晩は下着だけで寝ようかな」と言うブルマの言葉を聞いてそのまま同行することに。スケベ心をまんまとブルマに握られていたのだった。
湖を船で渡っている最中にウーロンが行き先を尋ねると、ブルマから“フライパン山”という答えが返ってきた。それを聞いたウーロンは「お……お前ら知らんのか!?フ……フライパン山にはめちゃんこ恐ろしい牛魔王がいるんだぜ!」と怯えだす。
悟空がいるから大丈夫と呑気に構えるブルマにウーロンは「とにかく恐ろしいヤツで、悪魔の帝王と呼ばれているくらいだ……」と牛魔王の恐ろしさを必死に説いたが、それが逆に「面白いじゃないか」と悟空の興味をもそそる結果となってしまった。
「オ……オレはイヤだぞ! オレはイヤだぞ!」と断固拒否の構えを見せたウーロンは、魚に変身して湖の中に飛び込み逃げてしまった。悟空もすぐに後を追って捜索したが、見失ってしまう。
そんな悟空にブルマは「ウーロンを捕まえるのに、わざわざ潜る必要はないわ」と余裕の表情を見せると、“脱ぎたてのパンツ”を掲げた。そして自ら脱いだパンツをエサに釣りを始める。すると、ウーロンは一瞬で食いついてしまい、あっけなく御用となったのだった。
「し……しまった……」と悔やむウーロンに対し、「お前何考えとるんだ……」とさすがの悟空も呆れ顔を見せると「今度逃げたらカツにして食っちゃうからな!」とお灸を据えていた。
パンティを使ってウーロンや亀仙人を上手く利用する能力に長けていたブルマだが、大人になると「ドラゴンボール超」では甘い食べ物で破壊神ビルスや天使・ウィスすら手玉にとっていた。「ドラゴンボールDAIMA」でも早速キビトをうまくこき使うなど、人をうまく使う力はまったく衰えてなさそうだ。
1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」も10月11日より放送されている。
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