イスラム教シーア派組織ヒズボラは、イスラエルに殺害された最高指導者ナスララ師の後任として、ナイム・カセム師を選出したと発表しました。
ヒズボラは29日に開催された評議会で、ナイム・カセム師が最高指導者に選出されたと声明を出しました。「勝利が達成されるまで抵抗の炎を輝かせ、その旗を掲げ続けることを誓う」としています。
ヒズボラで30年以上、最高指導者を務めたナスララ師が9月27日のイスラエル軍の空爆で殺害され、その後、後継候補の幹部も相次いで殺害されていました。
ヒズボラが拠点とするレバノンへの攻撃が激しさを増す中、今回、選出されたカセム師は、後ろ盾であるイランに避難したとの報道も出ています。(ANNニュース)