有名な「オッス!オラ悟空!」、これアニメオリジナルなうえ、本編では出てこないセリフだって知ってました?しかも次回予告を担当したのは悟空だけではなく、亀仙人が担当したことも……。ネット配信でスキップできるからといって、次回予告を見ないのはもったいない!
【映像】亀仙人の次回予告「はぁ~い、亀仙人だよ~ん」(24分25秒ごろ〜)
「ドラゴンボール」の次回予告といえば孫悟空(CV:野沢雅子)の元気いっぱい「オッス!オラ悟空!」。このセリフはあまりに有名で、ドラゴンボールをほとんど見たことがなくてもこれは知っているという人も多い。
実は「オッス!オラ悟空!」が初めて登場したのは第2話終わりの次回予告で、第1話では「オッス」だけだった。第3話ではオラではなく“オレ”と言っていたりと、アニメ初期では悟空のセリフも固まっていなかったことがうかがえる。「オッス!オラ悟空!」で定着したのは18話以降だが、このセリフは原作には出て来ず、さらにアニメ本編でも1度も悟空の口から発せられたことのない、次回予告でしか聞けないセリフなのだ。
さらに「オッス!オラ悟空!」が定着するまでの間は、様々なキャラが次回予告を務めている。悟空以外で初めて次回予告を務めたのはウーロン(CV:龍田直樹)で、第6話の終わりに「オッス!オレ ウーロン!」と元気よく挨拶すると、悟空たちが牛魔王の恐ろしさを“な~んもわかっちゃいないんだ”と愚痴をこぼしていた。
さらに第9話ではブルマ(CV:鶴ひろみ)が「はあーい!あたしブルマ!」、第12話では「オッス!オレ ヤムチャ!」とヤムチャ(CV:古谷徹)が、第17話ではクリリン(CV:田中真弓)が「オレ、クリリン!」と次回予告を担当。持ち回りのような雰囲気も感じられた。
亀仙人が担当したのは第14話。ウーロンやヤムチャの流れから見ると「オッス!ワシ亀仙人!」とでも言いそうなものだが、そこは亀仙人。「はぁ~い!亀仙人だよ~ん!」と型破り(?)な入りを見せている。さすがというべきファンキーなノリは必見だ。
配信で一気見できる時代だからこそ、次回予告に注目してみるのもおもしろいかもしれない。
1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。
40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」も10月11日より放送されている。
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