アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)とは、異世界に転移した主人公のナツキ・スバルを中心として描かれるダークファンタジー作品です。2016年4月からアニメ放送が開始し、これまでに2期・全50話が放送されました。2025年10月2日からは3期が放送中。原作は長月達平氏による同名小説で、全世界シリーズ累計部数(電子書籍含む)は1300万部以上です。
この記事では、メインヒロインであるエミリアとともに行動する精霊・パックについて、その正体やプロフィール、巨大化したときの強さなどを解説していきます。
目次
- アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」とは
- アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」パックのプロフィール・声優
- アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」パックの初登場は何話?
- もふもふのぬいぐるみも人気
- アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」パックが巨大化したときの強さは?
- アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」パックはエミリアとの契約を破棄した後にどうなった?復活はある?
- パックの正体は? なぜエミリアの父親説があるのか
- まとめ
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」とは
アニメ「リゼロ」は、主人公のスバルが突如として異世界に迷い込んでしまうところから始まる、いわゆる“異世界もの”と呼ばれる作品です。
何もわからない異世界でスバルは暴漢に絡まれ、ハーフエルフの美少女・エミリアに助けられます。お礼としてエミリアの探しものに協力するうちに、スバルは何者かに襲撃を受けて殺され、気がつくと最初に異世界へ来たときまで時間が戻っていました。死ぬと時間が巻き戻る「死に戻り」の能力を得ていると気付いたスバルは、その力を使い、より良い未来を手に入れようともがいていきます。
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」パックのプロフィール・声優
パックは「リゼロ」のメインヒロインのエミリアが契約している、火をつかさどる大精霊です。エミリアのことを何より大切に思い、エミリアの保護者を自称しています。エミリアもパックのことを大事にしていて、お互いの間には絶対の信頼関係があるようです。
パックがエミリアと行動をともにするようになったのは、長年にわたり氷の中で眠っていたエミリアを助けたことがきっかけです。それ以降は、エミリアが身に着けている依り代の石にとどまっています。
パックは四大精霊の一角に数えられるほど、強大な力を持つ精霊です。普段は灰色の猫のような姿をしていますが、覚醒状態になると作中トップクラスの強さを誇る巨大な獣へと変貌します。基本的にエミリアの意思がなければ変身しませんが、エミリアが死亡したときや、それに近い状態になった場合はこの限りではありません。
パックにとって、エミリアは存在理由そのもので、さらにはエミリアがいない世界に存在する理由はないという考えを持っています。そのため、第18話ではエミリアが死亡したことが引き金となって覚醒状態となり、スバルやペテルギウス・ロマネコンティなどを殺害し、その後に世界を滅ぼすと告げました。
基本情報【プロフィール】
■年齢 420歳
■身長 9cm(可変)
■体重 5g(魂程度)
覚醒状態
■身長 20mほど
■体重 5g(魂程度)
■性質 黄金色の瞳に、剣のように生え揃った牙。猫科の巨獣と化すが、落ち着いてみるとふわっとした毛皮の持ち主
■能力 「終焉の獣」。本気モードとなったとき、顕現に必要な大量のマナを周囲から強制的に徴収し、結果としてマナを吸われたものを凍りつかせていく。存在するだけで世界を少しずつ殺していく状態であり、エミリアの意思なくして変身することはまずない
(出典:鼠色猫/長月達平 小説家になろう活動報告 第一章キャラクター資料)
基本情報【声優】
パックの声を担当しているのは、内山夕実(うちやま ゆみ)さんです。代表作にはアニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」のルーデウス・グレイラット役や、アニメ「【推しの子】」のアクア(幼少期)役などがあります。
また、ゲーム作品では「崩壊スターレイル」のナターシャ役や「東方スペルカーニバル」の霧雨魔理沙役などでも出演しています。
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」パックの初登場は何話?
パックが初めて登場したのは第1話です。スバルが暴漢に絡まれて窮地に陥っているところをエミリアと一緒に助けてくれました。
その後、エミリアが自分の名を偽って嫉妬の魔女と同じ「サテラ」と名乗ったときには、驚いた様子を見せ「趣味が悪いよ」とエミリアをとがめました。ただし、原作者・長月氏の公式X(旧Twitter)によると、エミリアが嘘の名前を言った理由は、自分たちの都合にスバルを巻き込まないよう距離を置くためで、決して悪意からではないそうです。
もふもふのぬいぐるみも人気
パックの猫のような見た目は、Xでも「かわいい」と人気で、ぬいぐるみも製作されています。2017年にはゲームセンター用プライズ「パック モフモフぬいぐるみ」が登場。商品紹介文には「このパック、もふもふです」の一文が書かれています。さらに、2018年にはストラップ型のぬいぐるみも販売されました。
どちらも登場から年数が経過しているので、現在は入手が難しくなっています。探す場合は、中古グッズショップやフリマアプリなら可能性がありそうです。
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」パックが巨大化したときの強さは?
長月氏のXによると、パックの強さは「リゼロ」の世界でトップクラスに数えられるとのこと。ただし、一番強いのは「剣聖」と呼ばれるラインハルト・ヴァン・アストレアと決まっているようで、最強ではないそうです。とはいえ、その力が強大なのは確かで、長月氏はXで、パックはエミリアが死ねば世界の崩壊を招きかねないとも語っています。
作中での活躍を見ると、第15話と第18話で周囲すべてを凍てつかせるほどの強さを見せています。第15話では、スバルを瞬間的に凍らせて殺害しました。第18話では「怠惰」の魔女因子の持ち主である大罪司教のペテルギウス・ロマネコンティさえも即座に殺害。どちらもパックが持つ力の強大さがよくわかるシーンです。
パックとエミリアが出会ったころの話が描かれたOVA「Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆」では、当時四大精霊の調停者だったメラクェラを倒す活躍を見せています。これにより、パックはメラクェラに代わり四大精霊となりました。
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」パックはエミリアとの契約を破棄した後にどうなった?復活はある?
パックは第39話にて、依り代の石を破壊してエミリアとの契約を自ら破棄し、エミリアの前から姿を消しました。これは、自分の存在がエミリアの記憶に蓋をしてしまっていると気付いたためで、聖域の試練に挑むエミリアが過去の記憶と向き合うための苦渋の決断でした。
その後、パックはエミリアとの再契約に至っていません。しかし、じつはスバルが持っていた青い石の中にとどまっていたようで、第41話ではスバルがガーフィール・ティンゼルと戦うサポートをしてくれました。とはいえ、パックと話すことはできないようで、その場にいたエミリアはパックの存在に気付きませんでした。
さらに第46話では、ラムとロズワール・L・メイザースが戦っているときに石から姿を現し、ラムに加勢。第48話では、猫のような姿のまま大きくなってロズワールの注意をそらし、ラムが福音書を奪う手伝いをしました。
パックの正体は? なぜエミリアの父親説があるのか
パックの正体は、「強欲の魔女」エキドナによって生み出された人工精霊です。これはWeb小説版の第四章129「――俺を選べ」に書かれています。ベアトリスもエキドナによって生み出された人工精霊なので、パックはベアトリスの兄にあたる存在になります。
パックは、人工精霊になる前は人間だったのではないかという疑惑があります。その発端はWeb小説版の第四章72「BADEND1、5、11」にてパックが言った「今でこそこんなナリだが、もともとはもうちょっと手も足も長くて、ハンサムな顔してたはずなんだよ。娘があれだけ可愛ければ、当然だろ?」というものです。明確に「人間だった」とは言っていませんが、発言の内容を鑑みると人間だった可能性があるといえるでしょう。
そして、この発言で気になるのは「娘」とは誰なのかということです。この「娘」が仮にエミリアのことだった場合、パックはエミリアの父ということになります。パックがエミリアの保護者を自称していることもあり「パック=エミリアの父」説が浮上していると思われます。
まとめ
パックは四大精霊に数えられる強力な大精霊です。エミリアのことをなにより大事に思っていて、エミリアにとってもかけがえのない存在です。エミリアを氷から救出して以降、ずっとともに過ごしてきた時間は、たとえ姿が見えなくなってもエミリアを支える大きな存在になっていると思われます。
その正体はエキドナに生み出された人工精霊であることまでは分かっていますが、エミリアとの関係はまだ解明されていません。今後の展開でどのような情報が開示されるのか、楽しみに待ちましょう。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
アニメ『 Re:ゼロから始める異世界生活』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 始まりの終わりと終わりの始まり | はじめての死に戻り |
2 | 再会の魔女 | 激怒するエミリア |
3 | ゼロから始まる異世界生活 | イケメンがみんなを救う |
4 | ロズワール邸の団欒 | 目覚めると双子のメイドが |
5 | 約束した朝は遠く | 目覚めて気づく死に戻り |
6 | 鎖の音 | 敵の正体はまさかのレム |
7 | ナツキ・スバルのリスタート | 崖から飛び降りリスタート |
8 | 泣いて泣き喚いて泣き止んだから | エミリアたんの膝枕 |
9 | 勇気の意味 | 鬼化して高笑いするレム |
10 | 鬼がかったやり方 | ラムを投擲するスバル |
11 | レム | 「鬼がかってますね」 |
12 | 再来の王都 | 王選候補者・フェルト |
13 | 自称騎士ナツキ・スバル | スバルを拒絶するエミリア |
14 | 絶望という病 | レムに膝枕されるスバル |
15 | 狂気の外側 | 脳が、震える震える |
16 | 豚の欲望 | 霧から覗く巨大な目玉 |
17 | 醜態の果てに | ラムにも忘れられるレム |
18 | ゼロから | 1から、いいえ、0から |
19 | 白鯨攻略戦 | 妻を愛するヴィルヘルム |
20 | ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア | ヴィルヘルムと妻の過去 |
21 | 絶望に抗う賭け | 白鯨との戦いが決着 |
22 | 怠惰一閃 | ペテルギウスを撃破…? |
23 | 悪辣なる怠惰 | 体を乗っ取られるスバル |
24 | 自称騎士と最優の騎士 | スバルとユリウス共闘 |
25 | ただそれだけの物語 | 「レムって誰のこと?」 |
26 | それぞれの誓い | 新たな魔女教大罪司祭 |
27 | 次なる場所 | “強欲”の魔女エキドナ |
28 | 待ちかねた再会 | エキドナとお茶会 |
29 | 親子 | 目覚めると現在の日本 |
30 | 踏み出した一歩 | エミリアを抱きしめる |
31 | 少女の福音 | レムと再会するラム |
32 | ユージン | 捕らえられたスバル |
33 | 命の価値 | 兎に食べつくされる… |
34 | らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー | “暴食”の魔女ダフネ |
35 | 地獄なら知っている | ペトラとデートの約束 |
36 | 死の味 | 泣きわめくベアトリス |
37 | 魔女たちの茶会 | 目覚めたらレムが… |
38 | 泣きたくなる音 | “嫉妬”の魔女サテラ |
39 | STRAIGHT BET | パックと契約破棄 |
40 | オットー・スーウェン/信じる理由 | 大きな喧嘩とキス |
41 | クウェインの石は一人じゃ上がらない | “見えざる手”アッパー |
42 | 記憶の旅路 | エミリアの過去の記憶 |
43 | 平家星の笑った日 | “虚飾”の魔女パンドラ |
44 | エリオール大森林の永久凍土 | フォルトナの最期 |
45 | 聖域の始まりと、崩壊の始まり | スバルVSロズワール |
46 | 咆哮の再会 | ラムVSロズワール |
47 | 水面に映る幸せ | 号泣するベアトリス |
48 | 血と臓物まで愛して | エルザと決着のとき |
49 | 俺を選べ | スバルを選ぶベアトリス |
50 | 月下、出鱈目なステップ | スバルとエミリアのダンス |
51 | 劇場型悪意 | おぞましすぎるシリウスの力 |
52 | 氷炎の結末 | 掛け声まで可愛らしいエミリアのバトル |
53 | ゴージャス・タイガー | ガーフィールの男気、ミミの「よしよーし」 |
54 | 都市庁舎奪還作戦 | スバル、渾身のお姫様抱っこ |
55 | 濁流 | “ゲス顔エミリア”の罵倒 |
56 | 騎士の条件 | プリシラの圧倒的火力 |
57 | 最も新しい英雄と最も古い英雄 | 心震わす大演説 |
58 | いつか好きになる人 | 反撃の狼煙が上がる! |