2024年10月2日から第3期が放送スタートしたアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)。第1期は2016年4月から9月、第2期は「Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season」として2020年7月から9月、2021年1月から3月に分割2クールにて放送されました。その続編となる第3期は、襲撃編(全8話)・反撃編(全8話)の放送が予定され、初回は90分拡大SPとなっています。
長月達平氏による原作小説は、2012年に「小説家になろう」にて連載が始まり、2014年に書籍化されました。2024年10月時点で、原作小説39巻、外伝5巻、短編集10巻が刊行。コミカライズ、ゲームなどメディアミックス展開もされ、全世界シリーズ累計発行部数1300万部を超える人気作です。
目次
- アニメ「リゼロ」とは
- アニメ「リゼロ」エキドナの基本情報!声優などのプロフィールを紹介
- エキドナの正体は「強欲の魔女」
- エキドナの性格は?かわいい見た目に反して怖いところも!?
- エキドナはスバルの敵?味方?
- エキドナの顔が違う!?
- エキドナの名セリフ
- アニメ「リゼロ」エキドナのまとめ
アニメ「リゼロ」とは
アニメ「リゼロ」は、主人公のナツキ・スバルが、さまざまな種族が暮らす剣と魔法の異世界に突然、召喚されたところから始まります。召喚直後、窮地に陥ったスバルを救ったのは銀髪の美少女・エミリアでした。エミリアに一目ぼれしたスバルは、召喚時に得た「死に戻り」の能力を使ってエミリアを助けるべく奮闘を始めます。
スバルはエミリアや周囲の人の命を狙う強大な敵の手で何度も命を落としながらも、死して時を戻す「死に戻り」によってなんとか未来を変えていきます。スバルは無力で魔法もろくに使えませんが、物怖じしない性格と周りの人を守りたいという強い信念で味方を増やし、絶望的な状況に立ち向かいます。
アニメ「リゼロ」エキドナの基本情報!声優などのプロフィールを紹介
エキドナは、400年前に嫉妬の魔女によって滅ぼされた6人の魔女の1人で、「強欲の魔女」と呼ばれています。聖域の試練の中や魔女の茶会に姿を見せ、スバルを何度も茶会に招きました。アニメでの登場は第2期からと少し遅めですが、物語において重要な役割を果たすキャラクターです。
エキドナの基本情報【プロフィール】
■誕生日 1月24日
漆黒の衣装と真っ白な長い髪が特徴の、若くてかわいらしい容姿をした魔女です。頭の左側に緑の蝶の髪飾りをつけています。自分のことを「ボク」と呼び、相手を「君」と呼ぶ口調が特徴的です。
エキドナの基本情報【声優】
エキドナの声を演じるのは、坂本真綾(さかもと まあや)さんです。8歳から子役として活動を開始し、現在は声優のほか女優やエッセイスト、歌手としても活躍しています。洋画の吹き替えの経験も豊富で、「リゼロ」では、第37話の2分10秒に渡る長台詞に一発でOKを出したことが話題になりました。
エキドナの正体は「強欲の魔女」
「強欲の魔女」であるエキドナが求めるのは、際限のない“知識”です。第28話では「ありとあらゆる英知を求めて死後の世界にすら未練を残した知識欲の権化」と自称しています。
エキドナは、400年前に嫉妬の魔女に滅ぼされた後、魔女の墓所に魂を囚われ、そこで「茶会」を催しています。その豊富な知識を目当てに、世界中の権力者から求められていますが、簡単に赴くことはできません。茶会に招かれる条件は、聖域にある墓所で「知りたい」と強く望むことです。
生前は、第45話で描かれたように、発魔期のロズワール・A・メイザースを救った縁で師匠となり、「先生」と呼ばれていました。パックやベアトリスなどの人工精霊を生み出したのもエキドナです。果てしない知識の探求が高じて不老不死を求めるようになり、その実験地として聖域を作りました。そのときにはベアトリスやロズワールも同行し、エキドナに協力しました。
エキドナの権能「叡智の書」とは
“強欲”を司る魔女であるエキドナの権能は「叡智の書」です。そこには、未来を含めたこの世のすべてともいえる“世界の記憶”が記されています。この書を読めばすべてを知ることができますが、「知る」過程を楽しみたいエキドナは、「叡智の書」を使うことを好みません。
聖域の結界を発動した後、自らの安全を危ぶんだエキドナは、「叡智の書」の複製を2冊に分けて、弟子のロズワールと娘のように連れ歩いていたベアトリスに渡します。
魔女教の「福音書」も近い権能を持ちますが、これは「叡智の書」の術式を参考に、同じ原理で作られたものです。ただし、精度が異なるので「叡智の書」ほどの力はありません。
エキドナの性格は?かわいい見た目に反して怖いところも!?
ビジュアルがいいエキドナはファンの間で人気が高く、X(旧Twitter)でもかわいいという声が数多くポストされています。何でも知りたいという欲求が高じて誰かに教えを請うときの、天真爛漫なキラキラした表情も魅力でしょう。
ただし、エキドナは知識を得ることには貪欲ですが、感情は理解できません。ベアトリスに禁書庫を継ぐのに相応しい「その人」を待つように告げながら、実際には「その人」など存在せず、ベアトリスが誰を選ぶか知りたいという興味だけで400年も待たせるなど、自分の好奇心を満たすことを最優先に考えて行動しています。その結果、ベアトリスにさみしい思いをさせても、罪悪感を覚えませんでした。このように、他人の感情を一切思いやらないのは、エキドナの怖いところです。
また、自分が興味を覚えたスバルにはつねに優しく接しますが、エミリアに対しては基本的に冷たく、嫌味が多いなど意地悪さも見せます。
エキドナはスバルの敵?味方?
エキドナは、魔女因子をもつスバルに最初から興味を示します。2回呼ばれることもまれな茶会にスバルを3度も招き、その都度さまざまなことを教えているのもその現れです。第33話の2度目の茶会では、ここを出てもエキドナを忘れたくないというスバルにうれしそうな様子を見せ、第37話の3度目の茶会ではスバルとの契約を自ら求めています。
契約したら、スバルが困ったときに知識を授けて手を貸すと言うエキドナですが、実は純粋にスバルを助けようとしたわけではありません。契約を提案したのは、「死に戻り」というスバルの特異な力により、何度もやり直しをさせ、あらゆる選択の結果を知りたいという好奇心を満たすためでした。原作者の長月氏はXで、もしエキドナと契約していたら、違う選択の結果が見たいエキドナの誘導で、スバルが1万回くらい死ぬことになっていたとポストしています。
とはいえ、エキドナはスバルが契約を断った後も、聖域の結界を打破するためのアドバイスを与えるなど、スバルに対して好意的な姿勢は崩していません。
エキドナの顔が違う!?
第50話、ベアトリスとロズワールでエキドナの棺の前で会話をするシーンがありますが、棺の中のエキドナと、スバルが茶会などで会ったエキドナの顔は微妙に違います。原作者もXでそのことに触れていて、スバルが会っていたエキドナの外見が18歳前後、墓所の棺のエキドナはその10歳くらい上のイメージで「似ているけど、別人……?くらいの印象」とポストしています。
いずれにしても、茶会に現れたエキドナは魂のみの存在なので、外見の年齢は本人が自在に操れるのかもしれません。
エキドナの名セリフ
際限なく知識を求める「強欲の魔女」エキドナは、知りたいという欲に対してとてもポジティブです。エキドナが放った名セリフも、知識欲に関する発言が多くなっています。
君の知りたい欲を、好奇心を、強欲を、ボクは肯定しよう(第28話)
スバルが初めてエキドナの茶会に招かれたときに言われた言葉です。これまで知識を求めてエキドナの前に現れる人が多かったせいか、エキドナはスバルにも何が知りたいのかを質問します。知ることに貪欲な「強欲の魔女」らしいセリフです。
ボクは、とても悪い魔法使いなんだぜ(第28話)
茶会で初めてエキドナに会ったスバルは、穏やかに明るく話すエキドナが普通の女の子のように見えていました。しかし、別れ際にエキドナは聖域の試練に挑む資格をスバルに与え、その後スバルがエキドナにどんな感情を抱くか楽しみだと手を舐めながら囁きます。スバルはそれを聞いて「お前やっぱり魔女なんだな」と冷や汗を流し、それに対してエキドナが悪い顔をしながら言った言葉です。
だってボクは、この世の全てを知りたいと欲する強欲の魔女、エキドナだからね(第33話)
2回目の茶会の席でエキドナは、スバルの今までの行動を見ていたことや、「死に戻り」を知っていることを明らかにします。誰にも言えなかった「死に戻り」をわかってくれるエキドナに、スバルは涙しますが、「だけど、見てきただけだ。だから、出来るなら君の口から、教えて欲しい。君がこれまで、何を思い、どう感じて、どれほど抱えてきたか。それを知りたい」と言い、続けてこのセリフを放ちました。
君は君の出来る全てで、命がけで、この瞬間まで歩いて来た。それは、誇るべきことなんだ(第37話)
3回目の茶会のときにスバルに言ったセリフです。茶会に招かれる直前、スバルは2回目の試練で“ありうべからざる今”を見せられていました。それが本当にあったことなのかもしれない、自分の選択によって存在する過去を切り捨ててきたのかもしれないと、おののくスバルをエキドナはこの言葉ではげまします。
スバルを元気づける言葉ですが、エキドナの性格から推察すると、興味の対象であるスバルが壊れてしまわないようにフォローしたという可能性も否めません。
アニメ「リゼロ」エキドナのまとめ
エキドナは、400何前に嫉妬の魔女によって滅ぼされた「強欲の魔女」です。果てしない知識欲を持ち、他人の感情を理解せずに自分の好奇心だけを満たそうとする困った存在ですが、スバルに何度も知識を授けたり、聖域や精霊を生み出したりと作中では重要な役割を果たします。
第3期では、エキドナがどんな活躍を見せてくれるか、期待して待ちましょう。
(C) 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
アニメ『 Re:ゼロから始める異世界生活』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 始まりの終わりと終わりの始まり | はじめての死に戻り |
2 | 再会の魔女 | 激怒するエミリア |
3 | ゼロから始まる異世界生活 | イケメンがみんなを救う |
4 | ロズワール邸の団欒 | 目覚めると双子のメイドが |
5 | 約束した朝は遠く | 目覚めて気づく死に戻り |
6 | 鎖の音 | 敵の正体はまさかのレム |
7 | ナツキ・スバルのリスタート | 崖から飛び降りリスタート |
8 | 泣いて泣き喚いて泣き止んだから | エミリアたんの膝枕 |
9 | 勇気の意味 | 鬼化して高笑いするレム |
10 | 鬼がかったやり方 | ラムを投擲するスバル |
11 | レム | 「鬼がかってますね」 |
12 | 再来の王都 | 王選候補者・フェルト |
13 | 自称騎士ナツキ・スバル | スバルを拒絶するエミリア |
14 | 絶望という病 | レムに膝枕されるスバル |
15 | 狂気の外側 | 脳が、震える震える |
16 | 豚の欲望 | 霧から覗く巨大な目玉 |
17 | 醜態の果てに | ラムにも忘れられるレム |
18 | ゼロから | 1から、いいえ、0から |
19 | 白鯨攻略戦 | 妻を愛するヴィルヘルム |
20 | ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア | ヴィルヘルムと妻の過去 |
21 | 絶望に抗う賭け | 白鯨との戦いが決着 |
22 | 怠惰一閃 | ペテルギウスを撃破…? |
23 | 悪辣なる怠惰 | 体を乗っ取られるスバル |
24 | 自称騎士と最優の騎士 | スバルとユリウス共闘 |
25 | ただそれだけの物語 | 「レムって誰のこと?」 |
26 | それぞれの誓い | 新たな魔女教大罪司祭 |
27 | 次なる場所 | “強欲”の魔女エキドナ |
28 | 待ちかねた再会 | エキドナとお茶会 |
29 | 親子 | 目覚めると現在の日本 |
30 | 踏み出した一歩 | エミリアを抱きしめる |
31 | 少女の福音 | レムと再会するラム |
32 | ユージン | 捕らえられたスバル |
33 | 命の価値 | 兎に食べつくされる… |
34 | らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー | “暴食”の魔女ダフネ |
35 | 地獄なら知っている | ペトラとデートの約束 |
36 | 死の味 | 泣きわめくベアトリス |
37 | 魔女たちの茶会 | 目覚めたらレムが… |
38 | 泣きたくなる音 | “嫉妬”の魔女サテラ |
39 | STRAIGHT BET | パックと契約破棄 |
40 | オットー・スーウェン/信じる理由 | 大きな喧嘩とキス |
41 | クウェインの石は一人じゃ上がらない | “見えざる手”アッパー |
42 | 記憶の旅路 | エミリアの過去の記憶 |
43 | 平家星の笑った日 | “虚飾”の魔女パンドラ |
44 | エリオール大森林の永久凍土 | フォルトナの最期 |
45 | 聖域の始まりと、崩壊の始まり | スバルVSロズワール |
46 | 咆哮の再会 | ラムVSロズワール |
47 | 水面に映る幸せ | 号泣するベアトリス |
48 | 血と臓物まで愛して | エルザと決着のとき |
49 | 俺を選べ | スバルを選ぶベアトリス |
50 | 月下、出鱈目なステップ | スバルとエミリアのダンス |
51 | 劇場型悪意 | おぞましすぎるシリウスの力 |
52 | 氷炎の結末 | 掛け声まで可愛らしいエミリアのバトル |
53 | ゴージャス・タイガー | ガーフィールの男気、ミミの「よしよーし」 |
54 | 都市庁舎奪還作戦 | スバル、渾身のお姫様抱っこ |
55 | 濁流 | “ゲス顔エミリア”の罵倒 |
56 | 騎士の条件 | プリシラの圧倒的火力 |
57 | 最も新しい英雄と最も古い英雄 | 心震わす大演説 |