【ブンデスリーガ】レヴァークーゼン 0-0 シュトゥットガルト(日本時間11月2日/バイアレーナ)
シュトゥットガルトに所属する日本人DFのチェイス・アンリが、昨シーズン王者を相手に圧巻のディフェンスを見せた。ゴール前に入れられたグラウンダーのボールに対して、パスコース上にしっかりと足を出してピンチを凌ぐと、ファンたちも「これはナイスディフェンス」と賛辞を送っている。
日本時間11月2日に行われたブンデスリーガ第9節では、昨シーズン王者レヴァークーゼンと2位のシュトゥットガルトが激突。ホームに王者を迎えたシュトゥットガルトは、この大事な一戦で20歳でチェイス・アンリをCBで起用した。
すると15分、チェイス・アンリが素晴らしいディフェンスでチームを救う。レヴァークーゼンが細かなパス交換で右サイドを突破し、DFノルディ・ムキエレがゴール前にグラウンダーの鋭いボールを入れた。
チェイス・アンリは帰陣しながら、相手のパスコースを限定。折り返しのボールがMFフロリアン・ヴィルツに渡ると、しっかり足を伸ばしてシュートを左膝でブロックした。この試合の解説を務めた佐藤寿人氏も、「いや〜、素晴らしい対応でしたね。しっかりシュートコースに対して入りました」とチェイス・アンリの対応を称えた。
また、SNS上のファンたちも「これはナイスディフェンス」「急成長しすぎなくらい上手くなってきてるなあ」「身体能力や成長力とか桜木花道みたい」など期待の声を寄せていた。
ちなみにヴィルツは、昨シーズンのブンデスリーガMVPに輝いた“ドイツの至宝”。バイエルン、レアル・マドリード、マンチェスター・シティ、リヴァプールなどが獲得を狙っていると噂されるスーパータレントだ。
チェイス・アンリは、68分にイエローカードをもらう場面もあったが、最後まで集中力を切らすことなくレヴァークーゼンの攻撃をシャットアウト。チームの勝点1獲得に小さくない貢献を果たした。
今夏にBチームからトップチームに昇格したチェイス・アンリは、ここまでブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ、DFBポカールで公式戦13試合に出場。チャンスを得て加速度的な成長を見せている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)