【セリエA】ユヴェントス 2-2 パルマ(日本時間10月31日/ユヴェントス・スタジアム)
まさに「戦術ザイオン」だ。パルマのGK鈴木彩艶がユヴェントスとの一戦で、70m級の超人的ロングフィードを味方の足下にピタリと届けて決定機を演出。これにはファンも「ロングキック精度がエグいって」と興奮している。
度肝を抜くほどの“超ロングキック”が炸裂したのは、パルマが1点リードして迎えた19分だ。2点目を狙うアウェーチームは後方からパスを繋ぎ、最後尾の鈴木が自陣ボックス内でパスを受けると、右足を鋭く振り抜いた。
鋭いボールは空高く上がりながら敵陣右サイドに一直線に飛んでいく。すると、高い位置に設定していたユヴェントス守備陣の裏を完全に突き、やや後方から飛び出したFWデニス・マンの足下にピンポイントで届く。一気に背後に抜け出したマンが流し込んだクロスは、FWアンジュ=ヨアン・ボニーが飛び込むも、わずかに合わなかった。
このシーンには、解説の細江克弥氏が「一発でしたね。思ったより伸びるので、相手としては対応しにくいですよね。あの球質を蹴ることができるGKは見たことないですから」とコメントすると、実況の北川義隆氏も「これがパルマの今シーズンの1つの特長です。まだ22歳ですから、楽しみです」と唸った。
70m級の超絶的なロングフィードには、SNS上のファンも「たった一本で…」「めっちゃ飛ぶやんw」「フィードえぐいってw」「威力も質も高すぎだろ」「森保監督もザイオンのキックを戦術に組み込んでほしい」「代表でも見たい!」「セリエAどころか、キックの質はCLレベル」と大興奮していた。
なお、試合は2-2のドロー決着。これで4試合連続の引き分けとなったパルマは、次節でジェノア(日本時間11月5日)と対戦する。
(ABEMA de DAZN/セリエA)