■人材争奪戦 大企業は“厚待遇”?中小企業は“ホワイト戦略”?
人材争奪戦が起こる中、大企業は初任給を引き上げたり、福利厚生を充実させるなど、待遇面を厚くしている。一方、中小企業は週休2日を2.5日にしたり、残業ゼロや男性育休取得率100%、その他ユニークな休暇で“ホワイト戦略”をとるところも見られている。
ただの元人事氏は「そもそも給料や福利厚生で選ぶ人は、他にもっと良い条件があればそっちに行くだろう。やはり入社した後に業務は楽しいか、楽しくなくても仕事にポジティブなものを感じられないと、意味がないと思う」と指摘する。
今氏は「中小企業は給料のテーブルには乗っていけない。別の戦略をとるしかない」とした上で、「例えば週休2.5日にしたら0.5日分がマイナスになるが、それよりも人が来ないことのマイナスのほうが大きい。うちは小さい会社だがフルリモートで、年間1万人以上の応募が3年続き、190人ほどに成長している。そういうニーズはやはりある」と紹介する。
また、「今の仕事が選べる環境は、生活を犠牲にしたくないということ」「企業のほうがある種立場が低いことを受け入れていかなければならない」としながらも、「うちが譲っているのはフルリモートだけで、朝9時から6時まで勤務や、副業禁止、“どんどん出世してください”というところはがっちりやっている。全部が緩いわけではなく、その会社で妥協できるポイントがある」とした。(『ABEMA Prime』より)
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