グランドスラム オブ カーリングの第2戦「カナディアン・オープン」に出場中のロコ・ソラーレは、予選4試合を3勝1敗で終えクオリファイ(プレーオフ進出)を果たした。
【映像】大接戦! 完璧パワフルショットも!第4試合ハイライト
ABEMAの生中継で解説を務めた元ロコ・ソラーレの石崎琴美さんは好調の一因は今季のスケジューリングにあると分析する。
「いつもは秋にカナダ遠征に渡航したらそのまま3ヶ月前後、向こうで転戦を続けるのですが、今季は2週間ほど日本に戻ってリフレッシュする時間がありました。4選手の表情を見ていても新しいエネルギーをチャージして楽しそうにプレーしています。ああいう時のロコは強いです」
スキップの藤澤五月は今大会の課題に「ゲームの入り方」を挙げているが、それについても「チームで共有して高いレベルで維持できている」と石崎さん。
「先週の大会で出た課題のようですが、ミーティング、試合前練習やLSD(後攻の権利を決めるドローショット計測)、そして1エンドからしっかりスイッチが入った状態で挑めています。目標さえ決まれば遂行する力は高いチームですので、結果的に4戦とも序盤からリードを奪って優位にゲームを進めることができていますね」
4戦目こそ最終第8エンドのラストロックまでもつれ、惜敗を喫したがそれすら好材料だと石崎さんは捉えている。
「勝った3試合はリードを奪ったまま逃げ切るゲームが多かったのですが、最後のチーム・ローズ(カナダ)との試合では8エンドまでアイスの変化を感じながらクロスゲームを経験することができた。この先は負けたら終わりのトーナメントなので、ここで競ったゲームを経験できたのは大きい。チャンスは十分にあると思います」
2季ぶりのグランドスラム制覇なるか。準々決勝は現地時間9日12時(日本時間10日午前4時~)に試合開始予定だ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)