【セリエA】ヴェネツィア1-2パルマ(日本時間11月9日/スタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォ)
昇格組同士の対戦で、パルマのGK鈴木彩艶が痛恨の失点を喫した。各イタリア・メディアも「失点に関してできることはなかった」と擁護するボレーシュート被弾にファンたちも反応している。
4分、左サイドをヴェネツィアのMFガエターノ・オリスタニオに破られてカウンターを浴びる。ボックス横からクロスを上げられると、ヘディングを狙ったボックス中央のヴェネツィアのMFジャンルカ・ブシオの頭を通過。しかし逆サイドでボールを収めたMFハンス・ニコルッシ・カヴィーリアが、胸コントロールから左足を一閃。鈴木は目一杯に身体を伸ばして飛びついたが、ゴールネットを揺らされてしまった。
見事なシュートだったことはもちろん、鈴木にとっては味方DF2人がややブラインドになっていたこともあり、実況の河村太朗氏は「これは流石に鈴木彩艶も取ることはできず」と説明。またABEMAのコメント欄やSNS上のファンたちも、「これはノーチャンス」「これはザイオンのせいじゃないな」「これは止められないだろ」「守備がザルすぎる…身体寄せるとか効き足切るとかせんと」など鈴木を擁護する声が多く見られた。
実際、イタリア・メディア『TUTTOmercatoWEB』では「ポストとポストの間から出てくるような時は、ディフェンスラインに自信を与えてくれる。失点に関してはできることはなかった。そのほかでは正確なフィードと集中したプレーで目立った活躍を見せている」との寸評で、個人採点「6.5」(及第点が6点)と評価されている。
同じくイタリア・メディア『CalcioMercato.com』では「ニコルッシの素晴らしい左足にはなす術がなかった。そのほかでは常に存在感を示している」として、こちらでも個人採点は「6.5」の評価とした。
試合は同点で迎えた68分、鈴木のビッグセーブからカウンターを仕掛けたパルマが逆転に成功。リーグ戦10試合ぶりの白星を手にした。
(ABEMA de DAZN/セリエA)