アメリカ大統領選は接戦が予想されたが、結果は共和党・トランプ氏の圧勝となった。大統領の返り咲きは132年ぶりとなるなか、このところ聞かれるのが「トランプ・ディール」なる単語だ。国際政治学者の舛添要一氏が、その意味を解説する。
 舛添氏は「トランプ氏は元々商売人で、理念よりも“アメリカファースト”。とにかくアメリカのためになることをやる。外交も利益になることをやる」と語る。「極論を言えば『中国が台湾と一緒になりたいなら、中国製品をシャットアウトする』という取引もやりかねない」。