長崎県警は、ニセの逮捕状と警察手帳を見せて女性を騙そうとした犯人の画像を公開。不審に思った女性は警察に相談し、被害は未然に防げたという。
一方、茨城県では38歳男性が警察官を名乗る男に騙され、9900万円の被害に遭った。男は「捜査本部」という名のLINEアカウントに登録するよう指示され、逮捕状や凍結捜査差押許可状などの画像を送りつけられた上、指定口座に現金を振り込んでしまったのだ。
お笑い芸人のTKO木下隆行(49)も同様の手口で、狙われた一人だ。「まさか俺が…引っ掛からんやろし『アホやな。わからんのかいな』と言っていた立ち位置と思っていたのが…」と語る木下だが、警察の格好をして警察手帳を見せてきたために完全に信じ込んでしまったという。
10月23日朝、「石川県警のソガ」を名乗る男から電話で「いまから出頭できますか」と要求されたが、仕事で行けないと答えた。
「何とかして石川県警に行きたくない思いと、ましてや僕も問題を起こした芸人として 『もうややこしいことないからお願いします』と、いろいろな思いが乗っかっていた」(TKO木下)
男はLINEのビデオ通話を提案し、警察手帳を見せた上で取り調べを始めたという。木下は「コロナ以降、Zoomとかで取り調べとかあるんだろうなと。こういうのが、いまのやり方なのかなって思っちゃう」と当時の心境を語った。
ソガと名乗る男は「取り調べを行いたいと思います。 私の方は、画面をオフにしますね」「周りに誰もいないかを確認したいのでカメラを360度回してください」「はい、大丈夫ですね。では…ハシモトダイスケという人物をご存知ですか?」と言い、数億円の詐欺容疑で捕まえたハシモトダイスケという男が木下名義のキャッシュカードを所持しておりお金が振り込まれた痕跡があると伝えてきた。
「8500万円が行方不明。『木下さんですか?』って言われて、心臓がバクバクする。知らないですと言うと『あーやっぱりですか』という感じ。こういう同じような人が200人くらいいて、そのうちの1人だと。寄り添ってくれる。僕も助けてくださいって思いになる」(TKO木下)
気が動転した木下は、氏名や住所、家族構成、口座情報などを伝えてしまう。男はさらに、口座残高を問いただし、通帳記帳を要求してきた。木下が「後日でも良いですか」と問うと、男は語気を荒げて「いま、木下さんに寄り添っている。容疑者扱いされている。冤罪を晴らすために事情聴取しているので 素直に答えてもらわないと」と言ってきたという。木下は通帳記帳に応じて、現在の預金額を一円単位まで伝えてしまった。
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