【スーパーフォーミュラ】第9戦(決勝・11月10日/鈴鹿サーキット)
 前身のフォーミュラ・ニッポン時代から数えて15年間、日本最高峰のレースにドライバー人生を捧げてきた山本尚貴が、2024年の最終戦でそのステアリングを置いた。
 山本はレース終了後にマシンを停めたものの、自らのフォーミュラ人生を噛み締めるかのようにマシンから降りられずにいた。ようやく意を決したように、マシンから体を引き出すと、マシンの横にうずくまり、手を添えて最後の別れを惜しんだ。