【W杯2026アジア最終予選】インドネシア代表 0-4 日本代表(ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム)
もはや職人芸だ。日本代表のMF南野拓実がゴール前に鋭く飛び込み、シュートで左隅を射抜いた。精度が高すぎるフィニッシュワークには、ファンもSNSで大盛り上がりだ。
2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節のインドネシア戦で、南野が相手ゴールを陥れたのは、日本代表が1点リードで迎えた40分のことだ。
日本代表が自陣からパスを繋いで前進を図る中、ハーフウェイライン付近のMF鎌田大地から左サイドの三笘薫へとスルーパスが通る。背番号7がタメを作ってからボックス内にぽっかりと空いたスペースへパスを送ると、これに反応したのがこの日、シャドーで先発していた南野だった。フランスリーグを主戦場とするアタッカーはこのボールに全速力で走り込むと、勢いそのままに左足をコンパクトに振り抜く。しっかりとミートされたワンタッチシュートは地を這うような低い弾道で左隅へ一直線。インドネシア代表のGKマールテン・パエスが横っ飛びで反応したが、シュートは左ポストに当たってゴールに吸い込まれた。
その瞬間、南野は拳を強く握り、大きく息を吐いて追加点を奪えたことに安堵するような様子を見せてから笑顔で仲間とハイタッチを交わした。
解説・小野伸二氏が「(ゴール前への)入り方、シュートの精度が素晴らしかったですね。しっかりと(左隅を)狙った、パーフェクトなゴール」と称賛すると、同じく解説を務めた中村憲剛氏も「シャープな動き、シャープなシュート。本当に素晴らしい。あの動き方をされると、DFは付いていけません」と、卓越したフィニッシュワークを大絶賛した。
前半のうちにリードを2点に広げた南野のプレーにはファンもSNS上で反応。「これはモナ王」「さすがにえぐい」「上手すぎだろ」「シュートテクがレべチ」「出した三笘も半端じゃないが、合わせた南野も尋常じゃない」「颯爽と現れて、一瞬にしてゴールを陥れる。まるで忍者のようなプレーだ」「ゴール前がうますぎるのよ」「簡単そうに見えるけど、めちゃくちゃ難易度の高いフィニッシュワークやん」と、熱狂している。
日本代表は後半にも2ゴールを追加し、最終的に4ゴールをゲット。インドネシア代表がボールを持つだけで歓声が上がるほどの“超アウェイ”の中での一戦だったものの、森保ジャパンは圧倒的な強さを見せつけてアジア最終予選で無敗を継続する快勝を収めている。
(ABEMA de DAZN/サッカー日本代表)