11月15日にインドネシア代表を4－0で撃破した日本代表は、11月19日にアウェーで中国代表とFIFAワールドカップ2026アジア最終予選（3次予選）の6節を戦う。この一戦のスタメンを予想したい。
森保一監督は9月と10月のシリーズで、いわば継続性を重視。1試合目から2試合目のスタメン入れ替えは基本的にシャドーの1枠にしてきた（10月はコンディションの影響でボランチ1枠も変更）。
ただ、今回は過去2回と違って試合間隔が中4日から中3日で、しかもアウェーのインドネシア戦は高温多湿なうえに雨中だったため選手たちの疲労度はいつも以上に大きい。積極的なターンオーバーを活用すべきタイミングで、少なくとも2人、多ければ3人を入れ替えてくると読む。
システムは過去5試合と同じ3－4－2－1の継続採用が濃厚。GKはその5試合でいずれもゴールマウスを守った鈴木彩艶（パルマ）で間違いないだろう。インドネシア戦の前半には超ビッグセーブも見せており、同じくチームを救う活躍が期待される。
最終ラインは中央の板倉滉（ボルシアMG）、左の町田浩樹（ユニオン・サン＝ジロワーズ）は固い。注目は右CBで、インドネシア戦の橋岡大樹（ルートン）がやや不安定だったことを考えると、瀬古歩夢（グラスホッパー）を抜擢するかもしれない。冨安健洋（アーセナル）、伊藤洋輝（バイエルン）、谷口彰悟（シント＝トロイデン）が怪我で招集外となっている中、新たな戦力の底上げが必要だ。
ダブルボランチはやはり、遠藤航（リヴァプール）と守田英正（スポルティング）を継続起用だろう。タイプの異なる田中碧（リーズ）も捨てがたいが、全体が前がかりなシステムだけに最終ラインのカバーも上手いこのコンビはやはり簡単には外せない。
ウイングバックの左は三笘薫（ブライトン）が引き続き先発と見る。中村敬斗（スタッド・ランス）と前田大然（セルティック）はやはりスーパーサブか。右は過去5試合ずっと堂安律（フライブルク）がスタメンだったが、今回は満を持して伊東純也（スタッド・ランス）ではないか。インドネシア戦では右シャドーに入っていたが、今のシステムで持ち味を最も発揮できるのはやはり右ウイングバックだ。
シャドーは、クラブ事情で合流遅れもありインドネシア戦は出番なしだった久保建英（レアル・ソシエダ）の先発が濃厚。その相棒は南野拓実（モナコ）か鎌田大地（クリスタル・パレス）だが、インドネシア戦の出場時間（南野は45分、鎌田は79分）が少なく、そしてよりオフ・ザ・ボールの動きが得意で足下にボールを持つ傾向が強い久保との相性が良い南野がスタメンと予想する。
CFは引き続き小川航基（NEC）が有力に見える。ただ、1年ぶりに復帰した古橋亨梧（セルティック）のスタメン抜擢もありえる。インドネシア戦は小川が79分までプレーした一方、古橋は出番なし。コンディション的には有利だ。
森保監督は今回も27人を招集しているが、試合ごとの登録メンバーは23人（スタメン11人、ベンチ入り12人）。4人はベンチ外となり、インドネシア戦は長友佑都、高井幸大、関根大輝、藤田譲瑠チマだった。このベンチ入りも含めて、指揮官は中国戦でどんな決断を下すか。
注目の中国戦は今日21時のキックオフ予定だ。
