見ていた誰もが思わず「あっ!」と叫んだに違いない!?ダーブラにツバをかけられ、石化してしまったクリリンとピッコロ。魔人に興味津々で後からやってきた孫悟天(CV:野沢雅子)とトランクス(CV:草尾毅)がそれを発見すると、まさかの行動に出てしまった。
【映像】トランクスがピッコロさんをワンパンKO!(11分16秒ごろ~)
悟空たちはヤムーとスポポビッチを追跡し、魔導士バビディが隠していた宇宙船近くまでたどり着いた。岩陰から気づかれないよう様子を伺っていたが、バビディと魔界の王ダーブラはすでに悟空たちの存在に気づいていた。
バビディたちが船内に戻っていくなか、ダーブラは一人船外に残ると猛スピードで悟空たちのもとへ襲来。キビトを一瞬で消し去ると、ピッコロとクリリンにツバを吐きかけ、2人を石化させてしまった。
悟空たちは石化した2人をその場に残したまま、ダーブラを追って宇宙船内へと進んでいった。一方、事態を知らないトランクスと悟天は、ビーデルの「魔人」というキーワードに胸を躍らせ、興味本位で現場に駆けつけてしまっていた。
現場に到着したトランクスと悟天の2人は隠れるために岩場に身を潜めたが、そこは偶然にも石化したピッコロとクリリンが残された現場のすぐ近くだった。
石化したピッコロを見つけたトランクスたちは、近づいてそれを確認すると「な~んだ、人形か~!ビックリした~!」と、なぜかホッとした表情を見せた。こんな場所にピッコロの人形なんてあるはずがないのに、それを人形だと信じ込むあたりがいかにも子どもらしい。
トランクスは「なんでこんなところにピッコロさんの石の人形があるんだ?」と不思議そうにしつつ、「へーんなの!」と軽くワンパン。すると石化ピッコロが倒れ、その体はバラバラに……。頭部だけは無事だったから良かったものの、その無邪気すぎる行動に当時の視聴者もピッコロの石化が解けた後の悲劇を想像して震えずにはいられなかっただろう。
アニメ「ドラゴンボール改」は、1989年から1996年まで放送されたアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版。サイヤ人編~人造人間・セル編までの第1期が2009年4月から2011年3月にかけて放送され、魔人ブウ編の第2期が2014年4月から2015年6月に放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。
40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月より放送中。
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