アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)は、主人公が「死」をトリガーとしたタイムリープを繰り返す設定が特徴的なダークファンタジー作品です。2016年4月からアニメ放送が始まり、2024年10月からは3期が放送中です。
原作は長月達平氏による同名小説で、全世界シリーズ累計部数(電子書籍含む)は1300万部を突破しています。
この記事では、アニメ「リゼロ」の主人公である菜月昴(ナツキ・スバル)について、プロフィールや声優、強さや能力、SNSを中心に話題となっている正体の予想などを紹介していきます。
目次
- アニメ「リゼロ」とは
- アニメ「リゼロ」スバルのプロフィール・声優情報
- アニメ「リゼロ」スバルの初登場は何話?
- アニメ「リゼロ」スバルの能力「死に戻り」とは
- SNSではスバルの「死に戻り」に「かわいそう…」という声も
- アニメ「リゼロ」スバルの強さはどれくらい?今後強くなる可能性はある?
- スバルの正体は?嫉妬の魔女はなぜスバルに固執するのか
- まとめ
アニメ「リゼロ」とは
アニメ「リゼロ」とは、突然異世界へ迷い込んだスバルがヒロインのエミリアに一目惚れしたことをきっかけに、彼女と行動をともにし、さまざまな苦難を乗り越えていく物語です。
エミリアはルグニカ王国の新たな王を決める「王選」の候補者で、それが原因で謎の組織や暗殺者たちから命を狙われていました。スバルは、死ぬとタイムリープをする特殊能力「死に戻り」を駆使して、エミリアたちの危機を避けようと努力します。仲間たちの死と自らの死が繰り返される過酷な状況のなかで、スバルは自分だけが知っているバッドエンドをはねのけ、最善の未来を目指していきます。
アニメ「リゼロ」スバルのプロフィール・声優情報
スバルは、もともと日本で生活していた高校生で、ある日突然、異世界へ飛ばされました。そしてエミリアと出会い関係を深めたことから、行動をともにすることになります。
スバルは、死ぬとある程度時間が巻き戻って生き返る「死に戻り」という特殊能力を持っています。最初はこの能力に戸惑っていましたが、次第にエミリアを始めとする仲間たちを救うため、何回も「死に戻り」を繰り返して、より良い未来を勝ち取ろうと努力するようになります。
基本情報【プロフィール】
■年齢 17歳→18歳(五章時点)
■身長 172cm
■体重 66kg
■特技 裁縫・刺繍・弾き語り・似顔絵・ベッドメイク・粘土細工・習字・日曜大工・手品・折り紙・あやとり・オセロ・パズル・IQテスト etc
■趣味 生活の役にたたない技能の習得
(出典:Re:ゼロから始める異世界生活 Re:zeropedia)
物語が開始したときのスバルの年齢は17歳です。原作小説の第五章にあたるアニメ3期開始時点で、18歳になりました。身長は172cm、体重は66kgですが、原作小説のもととなっているWeb小説では身長173cm、体重70kgとなっていて、細かな違いがあります。
外見は黒の短髪に三白眼、筋肉質のがっちりした体格で、足は日本男児の平均よりやや短く平凡な顔立ちとのこと。三白眼のせいで目つきが悪く、普段のとぼけた態度がなければ、周囲から不機嫌だと思われてしまうこともあるとWeb小説の設定で語られています。
スバルは他者に対する関心が薄く、人の神経を逆なですることに一種の快感を覚える悪い癖もあることから、X(旧Twitter)では「ちょっとうざい」と言われることもしばしばあるようです。しかし、実際には自分が思うより情に厚く、エミリアやレム、ベアトリスなど、多くのキャラクターたちと手を取り合い、前に進む様子が作中で描かれています。
基本情報【声優】
スバルの声を担当しているのは、声優の小林裕介(こばやし ゆうすけ)さんです。代表作には「Dr.STONE」の石神千空役や、「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」の御子神司役などがあります。
ゲーム作品では「ファイアーエムブレム 風花雪月」の主人公役や、「魔法使いの夜」の静希草十郎役などを担当。そのほかにも、オーディオドラマやデジタルコミック、ナレーション、舞台などさまざまなジャンルで活躍しています。
小林さんは、2013年の「とある科学の電磁砲S」の小佐古俊一役で初めて役名のあるキャラクターを演じ、2014年には「暁のヨナ」のスウォン役や「ウィッチクラフトワークス」の多華宮仄役など主要キャラクターを担当するようになりました。2017年には、第11回声優アワードで新人男優賞を受賞しています。
アニメ「リゼロ」スバルの初登場は何話?
スバルが初登場したのは第1話の冒頭です。いつものようにコンビニで買い物をして帰り、少し目を閉じたら次の瞬間には異世界へ迷い込んでいました。
スバルはこの突然の出来事に驚きつつも「つまりこれは、ひょっとして異世界召喚ってやつ~!?」と、妙に早く理解した様子でした。非常事態にもかかわらず余裕のある態度で、世界観を考察したり、ほかの異世界召喚作品のように自分が活躍できる可能性を模索したりしていました。
しかし、スバルの考えとは裏腹に、魔法を使おうとしても出ず、ガラの悪い人たちに絡まれて刃物を取り出され、絶体絶命のピンチに陥ります。そこへエミリアと契約精霊のパックが偶然通りかかり、助けてもらいました。
アニメ「リゼロ」スバルの能力「死に戻り」とは
スバルの能力「死に戻り」とは、死亡すると、自分だけが記憶を保ったまま、ある程度前の時点まで戻って生き返る能力です。戻る時点は随時更新されますが、「死に戻り」した時点からある程度、先に進むまでは同じ時点へ戻されます。例えるなら、ゲームでゲームオーバーになったときに、セーブポイントへ戻るような感覚です。
「死に戻り」の能力は他者に話せない制限がかけられ、話そうとすると心臓に強い痛みが走ります。そのため、ほとんどの人はスバルが「死に戻り」を繰り返していることを知りません。
この「死に戻り」の能力は、嫉妬の魔女・サテラがスバルに与えたものです。第34話では、この能力はスバルを死なせないためのものであり「運命をやり直し、君に過ちを許さない力だよ」と、強欲の魔女・エキドナがスバルに語っています。
「死に戻り」でやり直せる出来事は、あくまでスバルの死へつながることに限られます。そのため、暴食の権能によりレムが昏睡状態に陥ったときには、その後にスバルが死んでもやり直しはできませんでした。
SNSではスバルの「死に戻り」に「かわいそう…」という声も
一見、便利に思える「死に戻り」の能力ですが、Xでは何度も「死に戻り」を繰り返すスバルに「かわいそう」という声が多数寄せられています。
そのなかには、何度も死ぬこと自体がかわいそうという声もあれば、せっかく勝ち取った成果が無に帰すことや、何度も残酷な現実を突き付けられること、誰にも相談できないことなどを嘆く声も見受けられます。
アニメ「リゼロ」スバルの強さはどれくらい?今後強くなる可能性はある?
スバルはもともと普通の高校生なので、第1話の時点では一般人並みの強さでした。ただし、普段から筋トレで鍛えていたので、ある程度の筋力はあるようです。同話では、ガラが悪い人を殴り飛ばしたり、蹴り飛ばしたりと、運動神経の良さを見せていました。
その後、ストーリーが進むにつれて、魔女因子を取り込んだり、魔法が使えるようになることで少しずつ強くなっていきます。また、アニメ2期から3期のあいだには、約1年の修業を積んでいます。
アニメ3期・第1クール時点で、スバルの攻撃方法には以下があります。
・シャマク
無理解の相手の意識を世界と切り離すことにより、意識と肉体のつながりを分断する魔法
・不可視なる神の意志(インビジブル・プロヴィデンス)
ほかの人には見えない黒い手を出現させて攻撃する。身体の動きにとらわれることなく出現させられるため、不意打ちにも使える。魔女教大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティを倒し、怠惰の魔女因子を取り込んだことで使えるようになった
・E・M・M
第53話で使った、スバルとベアトリスによるオリジナルの防御魔法。不可視の魔法フィールドで体を覆って世界から存在を半歩ずらすことで、あらゆる攻撃から干渉を受けないようにする
第50話では、禁書庫の大精霊であるベアトリスと契約し、ベアトリスと協力して戦えるようになりました。同話では、ベアトリスの力を借り、マナの矢を放つ魔法「ミーニャ」を使うシーンも描かれています。
スバルが今後、さらに強くなる可能性は十分にあると思われます。怠惰の魔女因子を取り込んだように、別の魔女因子も取り込めば、新たな能力を身に着けられるでしょう。新たな魔法を覚えて、パワーアップする可能性もあります。
スバルの正体は?嫉妬の魔女はなぜスバルに固執するのか
スバルは日本から異世界にやってきた青年ですが、じつは隠された正体があるのではないかと言われているようです。また、嫉妬の魔女・サテラがスバルに「死に戻り」の能力を与えるほど固執する理由も、本作の大きな謎となっています。
現時点では、スバルの正体は不明で、嫉妬の魔女がスバルに固執する理由も分かっていません。しかし、ファンのあいだでは、スバルは400年前の大賢人であるフリューゲルと同一人物ではないかという説が持ち上がっています。
フリューゲルは400年前の人物なので、本来であればありえない話です。しかし、フリューゲルが嫉妬の魔女を封印した三英傑の一人であることや、第19話で異世界の人たちが使うはずがない日本語で「フリューゲル参上」という落書きが彫られていたこと。小説版において、大罪の魔女であるダフネやセクメトから、スバルが「賢人候補」と言われていることなど、複数の考察を裏付ける要素があり、スバル=フリューゲル説はファンの間で支持を集めています。
ただし、この説を確定させる要素は出てきておらず、いまだにスバルの正体はハッキリしないままです。
まとめ
アニメ「リゼロ」の主人公であるスバルは、突然の異世界召喚や繰り返しの「死に戻り」にもくじけない、根気強さを持った人物です。本人は決して強いわけではありませんが、前に進み続けようという強い意思によって、ここまで仲間たちと歩んできました。
今後、スバルが己の意思と「死に戻り」の能力でどのような未来を切り開いていくのか、スバルの正体はいったい誰なのか、今後の新情報を楽しみに待ちましょう。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
アニメ『 Re:ゼロから始める異世界生活』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 始まりの終わりと終わりの始まり | はじめての死に戻り |
2 | 再会の魔女 | 激怒するエミリア |
3 | ゼロから始まる異世界生活 | イケメンがみんなを救う |
4 | ロズワール邸の団欒 | 目覚めると双子のメイドが |
5 | 約束した朝は遠く | 目覚めて気づく死に戻り |
6 | 鎖の音 | 敵の正体はまさかのレム |
7 | ナツキ・スバルのリスタート | 崖から飛び降りリスタート |
8 | 泣いて泣き喚いて泣き止んだから | エミリアたんの膝枕 |
9 | 勇気の意味 | 鬼化して高笑いするレム |
10 | 鬼がかったやり方 | ラムを投擲するスバル |
11 | レム | 「鬼がかってますね」 |
12 | 再来の王都 | 王選候補者・フェルト |
13 | 自称騎士ナツキ・スバル | スバルを拒絶するエミリア |
14 | 絶望という病 | レムに膝枕されるスバル |
15 | 狂気の外側 | 脳が、震える震える |
16 | 豚の欲望 | 霧から覗く巨大な目玉 |
17 | 醜態の果てに | ラムにも忘れられるレム |
18 | ゼロから | 1から、いいえ、0から |
19 | 白鯨攻略戦 | 妻を愛するヴィルヘルム |
20 | ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア | ヴィルヘルムと妻の過去 |
21 | 絶望に抗う賭け | 白鯨との戦いが決着 |
22 | 怠惰一閃 | ペテルギウスを撃破…? |
23 | 悪辣なる怠惰 | 体を乗っ取られるスバル |
24 | 自称騎士と最優の騎士 | スバルとユリウス共闘 |
25 | ただそれだけの物語 | 「レムって誰のこと?」 |
26 | それぞれの誓い | 新たな魔女教大罪司祭 |
27 | 次なる場所 | “強欲”の魔女エキドナ |
28 | 待ちかねた再会 | エキドナとお茶会 |
29 | 親子 | 目覚めると現在の日本 |
30 | 踏み出した一歩 | エミリアを抱きしめる |
31 | 少女の福音 | レムと再会するラム |
32 | ユージン | 捕らえられたスバル |
33 | 命の価値 | 兎に食べつくされる… |
34 | らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー | “暴食”の魔女ダフネ |
35 | 地獄なら知っている | ペトラとデートの約束 |
36 | 死の味 | 泣きわめくベアトリス |
37 | 魔女たちの茶会 | 目覚めたらレムが… |
38 | 泣きたくなる音 | “嫉妬”の魔女サテラ |
39 | STRAIGHT BET | パックと契約破棄 |
40 | オットー・スーウェン/信じる理由 | 大きな喧嘩とキス |
41 | クウェインの石は一人じゃ上がらない | “見えざる手”アッパー |
42 | 記憶の旅路 | エミリアの過去の記憶 |
43 | 平家星の笑った日 | “虚飾”の魔女パンドラ |
44 | エリオール大森林の永久凍土 | フォルトナの最期 |
45 | 聖域の始まりと、崩壊の始まり | スバルVSロズワール |
46 | 咆哮の再会 | ラムVSロズワール |
47 | 水面に映る幸せ | 号泣するベアトリス |
48 | 血と臓物まで愛して | エルザと決着のとき |
49 | 俺を選べ | スバルを選ぶベアトリス |
50 | 月下、出鱈目なステップ | スバルとエミリアのダンス |
51 | 劇場型悪意 | おぞましすぎるシリウスの力 |
52 | 氷炎の結末 | 掛け声まで可愛らしいエミリアのバトル |
53 | ゴージャス・タイガー | ガーフィールの男気、ミミの「よしよーし」 |
54 | 都市庁舎奪還作戦 | スバル、渾身のお姫様抱っこ |
55 | 濁流 | “ゲス顔エミリア”の罵倒 |
56 | 騎士の条件 | プリシラの圧倒的火力 |
57 | 最も新しい英雄と最も古い英雄 | 心震わす大演説 |
58 | いつか好きになる人 | 反撃の狼煙が上がる! |