11月13日〜17日に開催された、経産省主催のイベントが話題だ。実家でこたつを囲む5人。一見よくある家族の風景だが、実は3人(父母姉)は疑似家族。あとの2人は、家族の介護を考えることを目的に企画されたイマーシブイベント「ただいまタイムループ」の参加者だ。「久しぶりの帰省」という設定以外は何も知らされず、家族団らんから一転、物語に巻き込まれていくことに。
突如、部屋に現れた未来人から伝えられるのは、母親が認知症を発症するということ。症状はかなり進み、姉が仕事を辞め介護に専念。その後、介護をめぐるすれ違いから、仲の良い家族関係が急速に悪化する未来が待ち受けているという。そんな最悪の結末をタイムループしながら回避する、というのがこのイベントだ。